門外漢の分野の管理職として従業員の気持ちをつかめた理由
私は現在の職場に入って10年ほど、法人の理事長となって3年ほどになります。それまではあまり関係のない仕事をしており、現在の業務の実務経験はありませんでした。
もちろん、この職場に入ってすぐは冷ややかな対応をされましたが、現在ではどの職員もよく仕事をしてくれますし、いろいろと言い合える関係になっていると思います。法人経営者であり、公認心理師・臨床心理士・キャリアコンサルタントでもある筆者が、「門外漢の分野の管理職として従業員の気持ちをつかめた理由」についてお話しします。
この記事は、こんな方におすすめです。
- 管理職として従業員をまとめきれない
- 業務内容では、従業員にかなわない
- 従業員に仕事をしてほしいが、思ったように動いてもらえない
管理職の最大のストレスは「従業員との関係」
管理職にとってのストレスの第一は、業務成績というよりは、むしろ従業員との関係なのではないかと思うことがあります。従業員との関係性が構築されていれば、生産性を高めるためのリーダーシップを発揮でき、自然と業績も上がりやすく、ストレスも少なくなるからです。
私自身、今でこそいろいろと偉そうに書いていますが、現在の職場に着いた頃は結構冷たい対応をされたものです。もともと他の法人で科長をしていたので、組織を見渡して仕事をする経験はありましたが、今回の職場は実務についてはまったくの未経験でした。
法令や業務上のノルマなどの観点から従業員に実行を求めていくことになるわけですが、とにかく不評でした。主任クラスを呼んで手順を検討し、間違いがないか確認して「では、それでお願いします」と伝えたそばから違うことが行われたり、注意すると「言っている意味はわかるが、それはできない」と返されたり。今でいえば、従業員からのハラスメントではないかと思うようなこともありました。当然、仕事は楽しくありません。
転機となった「事故対応」
そんなとき、転機となったのは事故対応でした。ある従業員が現場から目を離した間に、利用者の方がけがをする事故が発生してしまったのです。利用者のご家庭からは説明を求められましたが、職員は答えられませんでした。
私と主任、その場の職員で防犯カメラの映像などを手分けして確認し、ようやく状況がわかりました。結果として利用者の方の単独の事故だったことが判明し、目視できていなかった点は十分注意したうえで、先方にも納得いただき和解できました。事故の背景には、打ち合わせした業務上の修正が現場で行われていなかったこと、実際に業務に穴が開いたことがありました。
皆さんなら、こんなときどうするでしょうか。「事故の責任はとってもらう」「指示に従わなかったことは重大な問題だ」と考えることもあるでしょう。一方、「今回は大目に見よう」とご機嫌をとることは、「事故」という状態からはあり得ません。
私が聞いたのは「どう感じたか」だった
私が聞いたのは、「今回のことは、どう感じられましたか?」ということでした。その従業員は、言うまでもなく私より現場のプロです。すると、なぜそのような状況になったのか、指示どおりに動けなかった背景などについて、ようやく本音で話をしてくれました。
それを合わせて考えると、打ち合わせどおりの業務は間違っていないものの人員的に実行が難しいこと、業務の流れを変えるにはもう少し広い範囲の職員の同意が必要なことがわかりました。
そこで、「わかりました。では、今回のような事故が再発しないように、他の職員にも協力をお願いしますので、手伝っていただいていいですか?」と伝えました。
その事故は大変残念な「失敗」であることに違いはありませんが、それを私と従業員の失敗のまま終わらせてしまうことこそ、最悪の失敗です。これを無駄な失敗にしないために協力してほしい——そう伝えたのです。
現場の職員は、私のことが気に入らなくても、また少し斜に構えて仕事をしていても、やはり仕事には誇りを持っています。普段はつっけんどんなところがあるその職員も、「ちょっと相談があるんだけど」と持ちかけると、率直に意見を言ってくれるようになりました。
失敗対応は、信頼を築くチャンス
もし管理職として従業員との関係がうまくいっていない場合、「あからさまに関係を改善しようとしない」ことは、ちょっとしたポイントだと思います。
従業員の失敗やトラブルへの対応は、自分自身の実力を発揮するチャンスです。間違っても、叱り飛ばしたり責任を追及するだけに終わらせたりするのは非常にもったいないことです。ぜひ、意味のある対処を考えてみてはいかがでしょうか。従業員の方は、きっとあなたの度量の大きさを見直すはずです。
KIRIHARE所属 臨床心理士
KIRIHARE Well-being(従業員支援プログラム)のご紹介

キリハレ株式会社の創業思想である「心の健康を大切にできる社会」の実現を目的に開発した、企業様向けの新EAPサービス(従業員支援プログラム)のご紹介です。
▽こんな方におすすめ
- 従業員のメンタル不調を事前に防ぎたい
- 健康経営を実現したい
- 社内の福利厚生が充実していることを対外的にアピールしたい
- 採用において自社を『ブランド化』し、魅力を高めたい
上記のようなニーズがおありの場合、当社のサービスを通じて解決できるかもしれません。詳細は以下をご確認ください。
▽KIRIHARE Well-being公式ページ
https://kirihare.jp/biz/▽資料請求
https://share.hsforms.com/18kN8rZspTq2MAEOFbwW_gg5m6sq▽新規登録(人事ご担当者様向け)
https://kirihare.jp/biz/ap/user/register▽貴社の状況に合わせたサービス内容をご提案します。無料相談はこちらから
https://meetings.hubspot.com/operation9/eap
KIRIHARE Well-beingの特徴
① 従業員のメンタルヘルスを継続的に維持できるよう、「メンタル不調の予防」と「メンタル不調の早期発見・介入・回復」に重点を置いたサービス設計
② LINEを活用した双方向型のコミュニケーションで、各従業員の状況に沿った「心のセルフケア方法」を提案すると同時に、社外で気軽に「悩み相談ができる場」を提供

▽予防
既存のEAPサービスは「従業員がメンタル不調に陥った後に相談する」というフローが基本でしたが、KIRIHAREが提案する新EAPサービスでは、不調にならないための「予防」を何よりも重視し、従業員自らが「心のセルフケア」を意識できる環境を提供します。
▽発見
従業員はLINEにて心理テスト等による定期的な自己チェックが可能なため、ストレス状態への気づきや意識を促し、早期発見につなげます。
▽早期介入
高ストレス状態を従業員自身が自覚できず、自ら対処できない場合、KIRIHARE側がメンタルヘルスの状態を検知し、LINEのプッシュ通知でセルフケアの促進やカウンセリングを提案し、メンタルヘルスの悪化を防ぎます。
▽早期回復
企業全体でメンタル不調の予防・早期発見と介入のサイクルを回すことで、従業員がメンタル不調を引き起こした際も、早期回復を実現します。

【KIRIHARE Well-beingカウンセリング機能】
▽プレカウンセリング
社内にある保健室のような感覚で、いつでも気軽に利用できるカウンセリング機能です。従業員は、カウンセラー資格や相談援助の国家資格を持つ有資格者に、LINEでのチャット形式やZoomで悩み相談ができます。
▽LINEメールカウンセリング
プレカウンセリングでは解決できない場合などは、心理専門職の臨床心理士が対応します。チャットとは異なり、長文での相談が可能です。
▽Zoomや対面のカウンセリング
心理テストの受検結果やプレカウンセリング等で、メンタル不調の度合いや緊急性が高いと判断された場合は、心理専門職の臨床心理士によるZoomもしくは対面でのカウンセリングを提案します。

人事責任者向け機能
▽ダッシュボード機能
カウンセリング相談の希望者や実際に相談を開始した従業員の統計などが瞬時に把握できます。従業員全体のメンタルヘルス状況を多角的に理解することで、各部署の業務量や人員の調整、業務手順の見直しなど、業務環境の改善を検討する一つの手段としてもお役立ていただけます。
▽レポート作成機能
ダッシュボードで表示された項目をグラフで表示し、レポート作成が可能です。
▽ストレスチェックシステム(従業員50名以上の場合)
年に1回実施の義務があるストレスチェックの運用を、システムにて無料で行えます。煩雑な事務作業や集計、集団分析も管理画面ですべて対応可能です。

現在、弊社がリリースした新EAPサービスを3ヵ月間無料で体験いただけるキャンペーンを実施中です。「従業員のメンタルヘルス対策が必要だと思っていながらも、仕組みをゼロから考えるのは難しい」「テレワークが進み、従業員のメンタルヘルス状況が把握しづらい」といったお悩みを抱えている人事担当者様必見の特別企画です。たくさんのご応募をお待ちしております。
「まずは話だけでも聞いてみたい」「とりあえず資料が欲しい」などのご希望があれば、以下に記載のURLよりお問い合わせください。
▽KIRIHARE Well-being公式ページ
https://kirihare.jp/biz/▽資料請求
https://share.hsforms.com/18kN8rZspTq2MAEOFbwW_gg5m6sq▽新規登録(人事ご担当者様向け)
https://kirihare.jp/biz/ap/user/register▽貴社の状況に合わせたサービス内容をご提案します。無料相談はこちらから
https://meetings.hubspot.com/operation9/eap
0120-659-646

