高ストレス者の対応

ストレスチェックは法律で義務づけられている
労働安全衛生法により、常時50人以上の労働者を使用する事業場では、年に1回のストレスチェックの実施が義務づけられています。これは、労働者のメンタルヘルス不調を未然に防ぐことを主な目的とした制度です。また、長時間労働が続く労働者には、本人の申出に応じて医師による面接指導を行うしくみも設けられており、過重な労働による健康障害(脳・心臓疾患など)のリスクを減らすことがねらいとされています。
高ストレスが認められた場合に取るべき対応
労働安全衛生法は、労働者の安全と健康を守り、快適な職場環境づくりを進めることを目的とした法律です。ストレスチェックの結果、高ストレスと判定された労働者から面接指導の申出があった場合、事業者は医師による面接指導を実施しなければなりません。そして、その医師の意見を踏まえて、必要に応じて労働時間の短縮や業務内容の見直しなど、就業上の措置を講じることが求められます。
ストレスチェックの実施や報告などの義務を怠った場合には、是正の指導や、報告義務違反に対する過料などの対象となることがあります。労働環境の改善は、こうした法令上の要請に応えるためだけでなく、従業員の健康と企業の持続的な成長のためにも重要です。
高ストレスを軽減するために企業が取り組めること
ストレスチェックなどによって社員の高ストレスが把握された場合、企業がとりうる対応としては、次のようなものが考えられます。
- テレワーク・リモートワークの活用により、出社して働く時間を調整できるようにする
- フレックスタイム制の導入などにより、働く時間の柔軟性を高める
- 業務量や人員配置を見直し、特定の社員に負担が偏らないようにする
社員が高ストレス状態に陥る要因の一つに、家庭やプライベートと仕事の両立が難しいことが挙げられます。残業などで会社にいる時間が長くなるほど、両立は遠ざかりがちです。そのため、出社や在社の時間を調整しやすくすることは、ストレスの緩和につながる方法の一つといえます。
産業医の役割と意見の重要性
企業内で従業員の健康を守る役割を担うのが産業医です。ストレスチェックなどによって導き出されたデータをもとに、高ストレス状態にある社員を把握し、その保護に努めます。
事業者は、産業医が行う面接指導の結果などから、社員が高いストレスを抱えていると判断された場合、その意見を踏まえて改善に努める必要があります。産業医は医師の立場から、どこに問題があるのか、社員の健康を阻害している要因は何かを分析し、経営層に対して専門的な意見を示すことができます。だからこそ、産業医の意見は職場環境の改善において重要な役割を果たします。
おわりに
高ストレス者への対応は、基本的に、企業と関わりのある産業医が面接指導などを通じて高ストレス状態にある社員を把握し、企業と相談しながら労働環境を改善していくことで進められます。労働環境が社員にとって過度なストレスを与えないものへと改善されてはじめて、社員の健康を守る取り組みが実を結んだといえるでしょう。
高ストレスの社員が多く存在しているにもかかわらず、会社が労働環境の改善に踏み出さなければ、状況は変わりません。従業員の心身の健康を守るために、企業として前向きに取り組んでいくことが大切です。
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KIRIHARE Well-beingの特徴


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