人事担当者向け|簡単なストレスチェックの方法とストレスの原因

従業員が自分のストレスの程度に気づかないまま不調を深めてしまうと、朝の出社がおっくうになる、これまで楽しめていたことが楽しめなくなる、人との関わりがつらくなる、体の不調が出てくる——といった形で表れてきます。こうなる前に、従業員が自分のストレスの程度を知り、人事・管理職が職場全体のストレス状況を把握しておくことが大切です。本記事では、人事担当者が従業員に手軽に案内できる簡易なストレスチェックの方法と、ストレスの原因について整理します。

「質問が多くて時間がかかりそう」「面倒だ」と感じる従業員のために、数分でできるチェック方法を調べました。この記事でもチェックできるよう項目を載せ、リンクも貼っていますので、セルフチェックの案内や社内研修の素材として活用してみてください。高ストレスとなった従業員には、原因を取り除く支援が必要です。一般的にどんな理由でストレスがたまるのかも、いくつか取り上げていますので参考にしてください。

簡単なストレスチェックの方法

「簡易ストレスチェック」と調べると、たくさんの種類が出てきます。ここでは、30項目の質問で自分のストレス度合いがわかるものを紹介します。結果の見方も記載していますので、従業員のセルフチェック用としてご活用ください。

簡易ストレス度チェックリスト(桂・村上版)

当てはまる項目に1点ずつ加点し、合計点を出してください。

  1. 風邪を引きやすく治りにくい
  2. 手足が冷える
  3. 手のひらや脇の下によく汗をかく
  4. 急に息苦しくなることがある
  5. 動悸がすることがある
  6. 胸が苦しくなることがある
  7. 頭が重い
  8. 目がよく疲れる
  9. 鼻づまりがすることがある
  10. めまいを感じることがある
  11. 立ちくらみしそうになる
  12. 耳鳴りがすることがある
  13. 口の中が荒れたりただれたりすることがよくある
  14. 喉が痛くなることがある
  15. 舌が白くなっていることが多い
  16. 好きなものでも食べる気がしない
  17. いつも食べ物が胃にもたれるような気がする
  18. お腹が張ったり痛んだり、下痢や便秘をすることがよくある
  19. 肩がこりやすい
  20. 背中や腰が痛くなることがある
  21. なかなか疲れが取れない
  22. この頃、体重が減った
  23. 何かするとすぐ疲れる
  24. 気持ちよく起きられないことがよくある
  25. 仕事をやる気が起こらない
  26. 寝つきが悪い
  27. 夢をよく見る
  28. 夜中に目が覚め、なかなか寝つけない
  29. 人付き合いがおっくう
  30. ちょっとしたことでイライラしそうになることが多い

お疲れさまでした。以上が30項目です。当てはまるものが多いほど、ストレスを多く抱えているということになります。合計点の目安は次のとおりです。

  • 0〜5点:正常
  • 6〜10点:軽度ストレス(要休養)
  • 11〜20点:中等度ストレス(要相談)
  • 21〜30点:高度ストレス(要受診)

厚生労働省の簡易版(23項目)

厚生労働省が推奨する57項目の調査票を簡略化した、23項目版の調査票もあります。企業でよく採用されるのは57項目や80項目のものですが、ここで紹介するのはその4分の1ほどの項目数です。項目数は少ないものの、ストレスチェックに必要とされる「仕事のストレス」「心身の状態」「周囲のサポート」の3つが含まれているため、従業員のセルフチェックの目安として案内しやすい内容です。

  • 仕事のストレス要因:職場における心理的な負担の原因に関する項目
  • 心身のストレス反応:心理的な負担による心身の自覚症状に関する項目
  • 周囲のサポート:職場における他の労働者からの支援に関する項目

厚生労働省「3分でできる職場のストレスセルフチェック(簡易版)」

質問に最後まで答えると、ストレス状態の度合いやストレス反応、ストレスの原因、結果に関するコメントなどが表示されます。ストレスケアのアドバイスのバナーもあり、ストレス対処法やメンタルヘルスに関するeラーニング、専門機関への相談ページにも進めます。従業員への案内素材として、また社内のメンタルヘルス研修の導入にも活用できるでしょう。

ストレスを感じる原因

ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。外部からの刺激には、環境的・身体的・心理的・社会的なものが考えられます。職場環境の改善を検討するうえでも、どこに原因が潜んでいるかを把握しておくことが役立ちます。

  • 環境的:天候や騒音など
  • 身体的:寝不足など
  • 心理的:不安や悩みなど
  • 社会的:人付き合いがうまくいかない、仕事が忙しいなど

よく見てみると、職場や日常のさまざまな出来事がストレスの要因になりうることがわかります。また、マイナスのことだけでなく、結婚・就職・出産・異動・昇進といった出来事も、環境の変化としてストレスになりえます。人事・管理職は、こうした環境変化の時期にある従業員のフォローも意識するとよいでしょう。

まとめ

簡易的なストレスチェックの方法と、ストレスの原因についてまとめました。

  • 従業員に案内できるストレスチェックの方法はたくさんある
  • 「仕事のストレス」「心身の状態」「周囲のサポート」が含まれているものがよい
  • 厚生労働省が出している3分でできるストレスチェックもある
  • ストレスの原因は職場や日常にたくさん隠れている

従業員が高ストレスとなった場合は、原因を一緒に考えて職場環境を改善していくことが必要です。本人一人では難しいことも多いため、相談しやすい窓口を整え、人と話せる機会をつくることが、人事・管理職の役割です。厚生労働省の「こころの耳」では、簡易ストレスチェックのほか相談窓口の案内もあるので、社内の体制づくりの参考にするのもよいでしょう。ストレスチェックは、従業員が自分のストレス度合いを知るだけでなく、職場として何が負担になっているのか、その原因を探り、職場環境改善につなげる材料にもなります。

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従業員は、LINEにて心理テスト等による定期的な自己チェックが可能なため、ストレス状態への気づきや意識を促し、早期発見に繋げます。

 

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