企業の離職防止対策
離職防止、2つのポイントを解説
転職ということが一般的になった昨今、社員の退職に対するハードルも以前とは比較にならないくらい下がっているため、優秀な社員の離職をいかに防止するかということが、企業の重要な課題となってきています。
特に中小企業においては、社員の採用が大手と比べると難しいため、せっかく入社した優秀な社員が離職してしまうということは、大企業よりもダメージが大きいといえます。しかし、企業の規模がそれほど大きくない中小企業だからこそ、大企業では難しい機動的な施策を駆使することで、独自の離職対策が可能となります。施策のポイントは以下の2点となります。
1.積極的な人事評価
2.結果よりもプロセスを評価する
ではそれぞれのポイントにつき詳細を以下に書いていきます。
1.積極的な人事評価
まずは積極的な人事評価を行うことです。ここで重要なのは、結果だけで評価するのではなく、仕事に取り組む姿勢をより評価するということです。職場の雰囲気を活性化し、周りの社員も巻き込んで部署全体を前向きな姿勢にできているとか、口下手でも仕事に真摯に取り組み、背中でほかの社員を引っ張るような存在であるとか、周りにも良い影響を与えられるような人材をより高く評価し、リーダー的なポジションを積極的に任せてみましょう。そうして仕事に対する意識の高い社員が評価される会社であることを全社員にはっきりと明示すれば、会社全体の雰囲気も前向きで活性化したものに変化していく可能性が上がります。
2.結果よりもプロセスを評価する
2つめに重要なポイントは、結果よりもプロセスを重視するということです。もちろん結果は重要です。会社の業績は獲得した利益によってのみ評価されるのですから、人事評価も個人や部署の成績によってのみ評価されるべき、という主張もうなずけます。しかし結果だけで人事評価をしてしまうと、結果を出すということにのみ執着してしまい、あえて目標を低く設定したり、目先の利益を追い求めたり、部署間の足の引っ張り合いを行ったりと、守りの姿勢が強くなってしまい挑戦する姿勢が失われて行ってしまいます。
教育の実験でよく聞かれる話でもありますが、結果のみを褒めたグループと、努力を褒めたグループの二つのグループに対して、次回の課題を今回よりも簡単な問題と、今回よりも難しい問題の二つの課題を提示した場合、結果のみ褒めたグループはほぼ全員が簡単な問題を選択したのに対し、努力を褒めたグループはほぼ全員が難しい問題を選択したそうです。
この実験でいかにプロセスを重視することが大事かということが、一目瞭然でお分かりいただけるのではないでしょうか。挑戦する社風を作りたいのであれば、現状よりも難しい課題に挑戦する姿勢こそを評価するべきなのです。
まとめ
以上、企業、特に中小企業における離職対策を具体的に2つ挙げて検証いたしました。人材というのは、会社にとっては人件費のようにコスト的な一面もありますが、間違いなく一番重要な資産です。その重要な資産である「人財」を簡単に失うことが無いよう、しっかりとした離職対策を取ることが重要です。
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