冬の職場にさりげなく取り入れたいお手軽メンタルヘルスグッズ3
冬場は、日照時間の短さや気温の低さなどから、気分が落ち込みやすい時期だといわれています。組織全体に向けた大がかりな対策は取りにくくても、ちょっとしたグッズを職場に取り入れるだけで、思いのほか効果が期待できることがあります。本記事では、法人経営者であり、公認心理師・臨床心理士・キャリアコンサルタントでもある筆者が、実際に職場で取り入れている工夫をご紹介します。
こんな方におすすめの内容です
- 全体に働きかけるのは難しいので、まずはお手軽な対策から始めたい
- 簡単に職場の雰囲気を変える方法があれば取り入れたい
- 大きなことはできないが、気休めになる程度でもよい
五感への刺激は「快」にも「不快」にもなる
ストレス理論からすると、私たちの周囲にあるものはすべてストレスになりえます。たとえば、いい香りに感じる石けんも、強すぎると頭が痛くなることがありますし、きつい香水や柔軟剤の香りに悩まされる方もいます。心地よい音楽も、電車内のイヤホンの音漏れのように、小さな音でもとても気になることがあります。
つまり、五感に訴えるものは、リラックスの効果がある一方で、ときにストレスにもなるということです。ですから、リラックスできる音楽だからといって昼休みに社内全体へ流したり、高価なお香だからといってエントランスに香りを充満させたりするのは、適切とはいえません。では、どうすればよいのでしょうか。3つの工夫をご紹介します。
① 限られたスポットに、ひと工夫を
一つ目のポイントは、「きわめて限られたスポットに、ちょっとひと工夫する」ことです。筆者の職場では、トイレの個室に写真付きカレンダーや、前向きな言葉が書かれたものなど、少しだけ意識をそらせるものを置いています。
多くの人は、職場のトイレの個室に入ったとき、ほっと一息ついて気持ちを切り替えたり、その場で言えなかったことを一人で振り返ったりしているはずです。であれば、その「気持ちの切り替え」を後押しする工夫をすればよいわけです。「きれいに使いましょう」といった注意書きをべたべた貼るよりも、しっかり気分が切り替わる場所として使えるようにするほうが、自然ときれいに使われるようになります。
② 自分の周辺に「面白いもの」を置く
二つ目は、自分の身の回りに、何か面白いものを置くことです。ここでいう「面白い」とは、くだらないという意味ではなく、自分の興味関心のなかで思わず笑顔になれるもの、という意味です。少しハードルは高めですが、自分だけのこだわりのアイテムでかまいません。
これは自分自身のメンタルヘルスにとって大切なだけでなく、職場でも一瞬だけ素の自分に戻れるきっかけになります。もちろん私物だらけになるのはよくありませんが、こうしたものがあるおかげで、職員とのコミュニケーションが非常に円滑になりました。上司と部下という関係から生まれがちなストレスも、ずいぶん軽減されているようです。
こうした工夫をするには、まず上司であるご自身が何か楽しいことを見つけ、それを簡単な形で周囲におすそ分けできないか考えてみることが大切です。これは、「あの職員はどうしたものか」という他者への視点から、「自分はどうしようか」という自分自身への視点への切り替えでもあります。
③ 香りを整える
三つ目は「香り」です。先ほども述べたとおり、香りの好みは人それぞれです。自分の好きなものを押し付けたり、自分だけが心地よいと感じたりしてもうまくいきません。まずは、ご自身の職場のにおいに気づいているか、思い返してみてください。玄関・廊下・執務室・トイレ・食堂・作業場・更衣室——場所ごとにさまざまなにおいがあるはずです。
嫌なにおいがする場所はどこでしょうか。逆に、すでに良い香りがある場所はどこでしょうか。まったく香りがない場合は何か一つ加えることを意識し、いろいろな香りが混ざってしまっている場合は、混ざらないような工夫をしてみてください。刺激は、単一であれば比較的「快」になりやすく、不適切に混ざり合うと「不快」になります。これは音についても同じことがいえます。
小さな一歩が好循環を生む
こうしたちょっとした環境面の調整だけでも、職員の様子はずいぶん変わります。「あれ、誰かが職場を快適にしてくれた」と、案外多くの職員が気づくものです。それは間違いなく、好循環につながる小さな一歩です。大きなことから始める必要はありません。手軽にできるところから、ぜひチャレンジしてみてください。
(KIRIHARE所属/臨床心理士)
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キリハレ株式会社の創業思想である「心の健康を大切にできる社会」の実現を目的に開発した、企業様向けの新EAPサービス(従業員支援プログラム)のご紹介です。
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KIRIHARE Well-beingの特徴
- 従業員のメンタルヘルスを継続的に維持できるよう、「メンタル不調の予防」と「メンタル不調の早期発見・介入・回復」に重点を置いたサービス設計。
- LINEを活用した双方向型のコミュニケーションで、各従業員の状況に沿った「心のセルフケア方法」を提案すると同時に、社外で気軽に「悩み相談ができる場」を提供。

- 予防:従来のEAPは「不調に陥った後に相談する」流れが基本でしたが、KIRIHAREの新EAPサービスでは不調にならないための「予防」を重視し、従業員自らが「心のセルフケア」を意識できる環境を提供します。
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- 早期回復:企業全体で予防・早期発見・介入のサイクルを回すことで、メンタル不調が生じた際も早期回復を目指します。

KIRIHARE Well-beingのカウンセリング機能
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- LINEメールカウンセリング:プレカウンセリングで解決できない場合などは、心理専門職の臨床心理士が対応します。チャットと異なり、長文での相談が可能です。
- Zoom・対面のカウンセリング:心理テストの結果やプレカウンセリングなどでメンタル不調の度合いや緊急性が高いと判断された場合は、臨床心理士によるZoomもしくは対面でのカウンセリングを提案します。

人事責任者向け機能
- ダッシュボード機能:カウンセリング相談の希望者や、実際に相談を開始した従業員の統計などを瞬時に把握できます。従業員全体のメンタルヘルス状況を多角的に理解することで、業務量や人員の調整、業務手順の見直しなど、業務環境の改善を検討する手段としてもお役立ていただけます。
- レポート作成機能:ダッシュボードの項目をグラフで表示し、レポートを作成できます。
- ストレスチェックシステム(従業員50名以上の場合):年1回の実施義務があるストレスチェックの運用を、システム上で無料で行えます。面倒な事務作業や集計、集団分析もすべて管理画面で対応可能です。

「従業員のメンタルヘルス対策が必要だと思いながらも、仕組みをゼロから考えるのは難しい」「テレワークが進み、従業員のメンタルヘルス状況を把握しづらい」——そうしたお悩みを抱える人事ご担当者様に向けたサービスです。「まずは話だけでも聞いてみたい」「とりあえず資料が欲しい」といったご希望があれば、以下のURLよりお気軽にお問い合わせください。
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