教職員のメンタルヘルス -現状-
教職員のメンタルヘルスをめぐっては、勉強の指導以外にも、学校のクラブ活動など、さまざまな業務に駆り出されることで重労働になりやすいという問題があります。本記事では、教職員のメンタルヘルスの現状について解説します。

1. 教員のメンタルヘルスの現状
身体的・精神的な負担が大きいと指摘されています。
教員は、指導者という立場でありながら、先輩の先生方との人間関係に加え、児童・生徒の面倒を見るという面での負担が大きく、仕事量の多さから精神的に疲弊しやすいといわれています。指導と仕事量の多さによって自分のプライベートな時間が圧迫され、結果として仕事を辞めてしまう人が多いことも課題とされています。
2. 周囲が不調に気づけるかが重要
周囲が支える仕組みがないと、状況が悪化しやすくなります。
「カウンセラーを導入すれば問題が解決するのでは」と考える方も多いのですが、カウンセリングはあくまで、教員自身がどのようなことをストレスと感じているかに客観的に気づくきっかけにすぎません。周囲が環境を整え、ストレスを軽減する取り組みを行わなければ、職場環境そのものは改善しにくいのです。
つらい・しんどいと感じる場所で指導者であり続けるより、別の場所で活躍したほうがよいと感じる——そうした思いから、つらさに耐えるのではなく、その環境から離れる選択に置き換わっていくこともあります。
3. 職場環境の改善が最も身近な解決策
改善策が十分に機能していない点が、今後の課題です。
残業ありきで、学校の教員が自らのプライベートな時間を消費している実態があります。改善策自体はあるものの、それが十分に機能していない点が、今後の課題となっています。

教員のメンタルヘルスの問題については、シビアな見方をすると、解決方法自体はあるものの、それを実行できるだけの余力がないという点が大きな壁になっています。労働環境の改善のために新たに人を雇い入れる余裕や、学校自体の運営資金を考えると、第三者に介入して問題を解決してもらえるかという課題があるのです。そのため現状では、教員に重労働を強いる形になりがちで、教員という仕事から離れてしまう人が多いと考えられます。だからこそ、周囲の理解と職場環境の改善、そして外部の専門的な支援を組み合わせていくことが大切だといえるでしょう。
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