ライフワークバランスの終わり
近年、「多様性(ダイバーシティ)」という言葉を多く耳にするようになりました。「これはこういうもの」という社会の固定的な価値観が揺らぎ、多様な存在が共存するという前提から生まれてきた概念といえるでしょう。本記事では、キャリアの観点から「ライフワークバランス」という考え方の変化について、キャリアコンサルタントの視点で解説します。
「ライフワークバランス」という言葉の背景
少し前に「ライフワークバランス」という言葉が広まりました。今でも使う方は多くいますが、これは「働きすぎ」や「家事と仕事の両立」といった課題を背景に出てきた言葉です。女性の社会参画、男性の家事・子育てへの参加など、かつてのバランスとは異なる形が求められるようになったことを表しています。
こうした変化は急速なため、年齢層によって非常に大きなギャップを感じることもあるかもしれません。筆者はキャリアコンサルタントの資格を持ち、ときに職業相談を受けることがありますが、こうしたギャップに関する相談は少なくありません。また最近では、ご自身の価値観や選択から、家庭を持たない方や、子どもを持たない方も増えてきています。
ライフワークバランスとは何か
ライフワークバランスを簡単に言うと、人にはそれぞれ、その年代や立場に応じた役割(ライフロール)があり、その割合は人によって異なる、そしてそれを調整しながら生きていく、という考え方です。代表的な役割には、次のようなものがあります。
- 職業人:仕事をしている自分
- 学習者:学んでいる自分。子ども時代はもちろん、転職時や日々学んでいる方にも当てはまります
- ホームメーカー:家庭のことをしている時間
- 余暇人:趣味や娯楽を楽しんでいる時間
- 市民:ボランティアや社会活動など
これらのバランスがどうなっているかによって、さまざまなことが見えてきます。たとえば、職業人としての役割ばかりに偏っていると、定年後に他のことができず引きこもってしまうことがあります。逆に余暇人としての活動ばかりだと、仕事が不安定になってしまうこともあります。こうした観点から、自分の生き方を検討できるのです。
「枠」がなくなる時代へ
最近は、こうした役割の「枠」があまり明確でない方がとても増えています。たとえば、こんなケースです。
健康や美容に関する仕事をしていて、独身。趣味も美容と健康なので、その勉強をするのも楽しい。あえて言えば、社会的な活動をもう少ししていきたい——。あるいは、海外旅行が好きで、日本語教師として外国人労働者の斡旋や通訳をしている。日々の勉強は大変だけれど、それが趣味のようなもので、海外と日本を行き来する仕事につなげていきたい——。
こうした方々は、「お金を稼ぐ職業人」という感覚ではないものの、仕事にやりがいを感じて楽しんでおり、「ホームメーカー」や「市民」といった役割は、ないわけではないけれど薄い、という状態です。ライフワークバランスというより、「ライフワークミックス」だと表現したクライアントさんもいました。
こうした働き方や考え方は、若い世代に多く見られますが、実は60代以上にも見られます。筆者がかかわる法人でも、こうしたバランスの変化はみられますし、独身者だけでなく、ステップファミリー(離婚後に再婚したご夫婦とその家族)なども少なくありません。
価値観の変化と、これからの組織
「会社」という組織は、社会での「目的」を達成するために必要なものですが、その目的を共有できる従業員を獲得するのは、なかなか難しいことです。そのためには、社会の価値観が変化するスピードを少なからず把握しておく必要があります。採用する側の価値観によっては、かつての価値観と一致しにくい状況になっていることは、ご存じのとおりかもしれません。
多様な生き方が当たり前になりつつある今、従業員一人ひとりの価値観やライフスタイルに目を向けることが、これからの組織づくりにおいてますます重要になっていくでしょう。
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KIRIHARE Well-beingの特徴
①従業員のメンタルヘルスを継続的に維持できるよう「メンタル不調の予防」と「メンタル不調の早期発見・介入・回復」に重点を置いたサービス設計
②LINEを活用した双方向型のコミュニケーションで、各従業員の状況に沿った「心のセルフケア方法」を提案すると同時に、社外で気軽に「悩み相談ができる場」を提供

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既存のEAPサービスは、「従業員がメンタル不調に陥った後に、相談する」というフローが基本でしたが、KIRIHAREが提案する新EAPサービスでは、不調にならないための「予防」を何よりも重視し、従業員自らが、「心のセルフケア」を意識できる環境を提供します。
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高ストレス状態であることを従業員自身が自覚できず、自ら対処できない場合、KIRIHARE側がメンタルヘルスの状態を検知し、LINEのプッシュ通知を使って、セルフケアの促進やカウンセリングを提案し、メンタルヘルスの悪化を防ぎます。
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プレカウンセリングでは解決できない場合などは、心理専門職の臨床心理士が対応します。チャットとは異なり、長文での相談が可能です。
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心理テストの受検結果やプレカウンセリング等で、メンタル不調の度合いや緊急性が高いと判断された場合は、心理専門職の臨床心理士によるZoomもしくは対面でのカウンセリングを提案します。

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ダッシュボードで表示された項目をグラフで表示し、レポート作成が可能です。
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