うつ病患者の初期症状と末期症状
うつ病とは
うつ病は気分障害の一つです。脳内の神経伝達物質「セロトニン」のアンバランスにより、気分や感情をコントロールできなくなり、心と体に不調が現れる病気です。
抑うつ気分や抑制症状が長く続き、「眠れない」「食べられない」などのつらい状態が続きます。
うつ病が重症化すると自殺という選択をすることもあり、その意味においては命に関わる重大な疾患です。
そのため、うつ病には早期発見と早期治療が必要不可欠です。治療をすれば確実に治る病気でもあります。
うつ病になる要因
うつ病になる要因は人それぞれです。
なかでも多いのは、家族や友人など親しい人の死や病気を契機とするケースです。悲しい気持ちや苦しい出来事が強いストレスとなって、うつ病に発展することがあるのです。
また、結婚や昇進、子どもの独立など、本来うれしいはずの人生の転機も、本人にとっては大きなストレスになる場合もあります。それらがうつ病発症の原因になることもあるのです。
うつ病になりやすいタイプ
うつ病になりやすい人は、一般的に真面目で責任感が強く、完璧主義であることが特徴です。
しかも、周囲からは良い人と思われているため、仕事などを頼まれることが多く、それを断れずに背負いこんでしまうのです。
また、うつ病になりやすいのは、人付き合いが良く親切で親しみやすい人です。
周囲からは朗らかで、ユーモアに富む人と評価されています。
初期症状
うつ病には、サインのような初期症状があります。周囲の人が注意深く観察すれば、早期発見が可能です。
家庭内では、「口数の減少」や「ため息が増える」「よく眠れていない様子」「食欲の低下」「飲酒量の増加」などがあります。
職場においては、「今まで見受けられなかったような失敗が増える」「能率が低下している」「遅刻や欠勤が増える」などの症状があります。
末期症状
治療せずに放置すると、うつ病の症状は重症化します。
末期症状の特徴は、「動きがゆっくりになる」ことと「自殺願望など常識を外れたことを考える」「消えてしまいたいと思う」「強い孤独感」「人と接しなくなる」「引きこもる」「虚しく感じる気持ちが強くなる」「生きていく希望がなくなる」などです。
治療で大切なこと
うつ病の治療において大切なことは、医師、看護師、薬剤師など医療関係者と患者の両者が、強い信頼関係を構築することです。
また、うつ病について家族もしっかりと理解し、患者の気持ちをきちんとくみとることができる状態にしておくことも重要です。
同時に治療過程では、患者自身がうつ病についての知識を身につけることも必要です。
もちろん個人差があるとはいえ、うつ病の回復は良くなったり悪くなったりを繰り返します。たとえ一時的に悪くなったとしても、医師の方針を信じて焦らず病気と向き合うことが大切です。
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