なかなか改善しないケースに向き合うときカウンセラーはなぜ平気なのか

 

会社などの組織の中で、トラブルや問題を抱えてしまう職員がいる際に、

「早く改善してほしい」

と思うのは、どの管理職の方も同じでしょう。

なかなか改善しないように見えるケースを前にしても、ある程度経験のある心理職の方ならそれほどあたふたしないと思いますが、なぜそうした姿勢を保てるのか。

法人経営者でもあり、公認心理師、臨床心理士、キャリアコンサルタントでもある筆者が

「なかなか改善しないケースに向き合うときカウンセラーはなぜ平気なのか」

についてお話します。

 

◆こちらの記事はこんな方にお勧めです

 

〇職場で不調を訴える職員が多く、自身の方が悩んでしまう

〇管理職としての組織作りが思ったように進まず、悩みや疲れを感じる

〇カウンセラーは、たくさんのクライアントの不調や悩みと接していて、なぜ平気なのか

 

医師の場合は、

「風邪です」

「ガンです」

と言う場合、そのもとになっているウイルスや細菌とか、病原を取り除くことで治療ができますので、こうしたものの考え方を

「医療モデル」の考え方、といいます。

精神科医療でも、こうした考え方や治療はあって、

ホルモンバランスであるとか、脳内物質の分泌の量であるとか、神経伝達物質とか、薬物療法を中心として、「医療モデル」をもとに考えられています。

 

カウンセリング

とか

心理療法などは、必ずしもそういう治療構造ではありません。

そのため、

科学的根拠に乏しい

とか

費用と効果が検証しにくい

といったことが言われることもありました。

 

そこで、

心理療法でもエビデンス重視の流れも起きたりしましたが、

もともとの構造が違うこともあって、浸透しきっていないところです。

 

人間にかかわる心理と言うのは

発達、人格、臨床(治療論)

という視点が大きな骨格となっています。

 

例えば、

先に挙げた、がんとか、風邪と言うものは、

年齢が違っても、病原そのものはあまり変わりません。

 

けれども、人間の悩みとか、苦悩と言うものは、

その人の年齢や経験によって異なり

その人の受け取り方、人格、性格、価値観などによっても異なります。

つまり

人の悩みや苦悩にアプローチする方法は、

「医療的な治療方法」ではなく、

その人自身の「在り方」に働きかけることになるのです。

 

例えば

「恋の悩み」

と言うものがあるとして

思春期の恋の悩みと

老年期の不倫などが絡む愛憎の悩みはまったく異なります。

もちろん、その悩みを消す薬はありません。

 

簡単に恋の悩みといっても、時に自殺未遂なども引き起こしたりはするものの

新しい恋人ができると、

何事もなかったかのように、幸せそうになったりすることもあります。

 

このような場合、

根底には、自傷行為を行うような何らかの人格的な問題はあるかと思いますが、

若い方なら、人格形成の途中であり、

その成長に寄り添いながら、変化にかかわっていかないといけないのかな

という判断をします。

これは脳内の物質などを問題とする「治療モデル」とはまったく異なるものです。

 

わたしたち心理職がみている問題は、必ずしも

原因-結果

の因果関係ではない、と言うことです。

 

私たち心理職は、精神科医療の一員として「病気」を見る場合には、

医師の示す医療モデルに依りますが、

その背景に、家族関係とか、特殊な経験、人格の偏りなどがあった場合は、

そちらの面からアプローチすることもあるわけです。

医療的には「不安」は「不安」として、みんな一緒です。

 

さて、

わたしたち「組織」の人間は、職員をどういった視点でみて、悩んでいますか?

 

「なぜなんだろう」

「原因は何だろう」

と探し、

その社員の中に「原因」を見つけて「取り除こう」という思考が

みなさんの悩みの原因ではありませんか?

 

そして

おおよそ、そうしたみなさんの悩みには、感情が伴っているはずです。

イライラしていますか?

それとも、自分の力が否定されたようで辛いのでしょうか

無力感で悲しいでしょうか。

 

実際、あなたの手腕について、

あれこれ言う人がいるのかもしれません。

 

もし、あなたが医師であったり、心理職であったりしたら

そうした批判は、すこしだけ当てはまるかもしれませんが

先ほど例に示したように、

他者の悩み、人生の苦悩、というのは、

あなたの人生とは、ほとんど関係ありません。

 

もちろん、社内の人間関係で悩んで、不調を訴えるようでしたら

すこし組織に手を加えることも必要かもしれません。

 

それは、仕事ですので、

さて、どうしようかなあ、、、

と具体的に考えましょう。

 

悩み

というのは、それが具体的にどんなものなのか、

が、わからないことから生じます。

 

もし、すこし解放されたい場合は

絵でも言葉でもいいので、

明確にわかりやすいものにして、目の前にまとめてみましょう。

白紙に思いつくまま書いていくのでも良いです。

 

そして、とりあえず出して書きつくしたら

それを見つめてみてください。

 

あなたの「悩み」と言っていたものは

すべて体の中から外に出ています。

 

まだすっきりしない、という場合は、

まだ、言い尽くせていない思いがあるためですから

もうすこし探ってみてください。

 

わたしのような心理職も

「何だろうなあ・・・このモヤモヤする気持ちは・・・」

と思う時は、こういう方法を取っています。

 

他人の悩みと言うのは、常に他人事で、

自分の悩みは、自分の中にしかありません。

 

さて、あなたが持っていた悩みは、何でしたでしょうか。

 

KIRIHARE所属 臨床心理士

 

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