冬の職場にさりげなく取り入れたいお手軽メンタルヘルスグッズ3
冬場は、日照時間の短さや気温の低さなどもあるのか、うつ傾向になりやすい時期です。
組織全体に向けた対策は取りにくくても、ちょっとしたグッズを職場に取り入れるだけでも、けっこう効果を期待できたりするものです。法人経営者でもあり、公認心理師、臨床心理士、キャリアコンサルタントでもある筆者が、実際に職場にとりいれている対策についてお話します。
◆こちらの記事はこんな方にお勧めです
〇全体に働きかけるのは難しいのでまずはお手軽な対策からやってみたい
〇簡単に職場の雰囲気を変える方法が何かあれば取り入れてみたい
〇大きなことはできないが、気休めになるくらいでもいい
ストレス理論からすると
わたしたちの周囲にあるものはすべてストレスになりえます。
例えば、下水の悪臭はもちろんストレスだと思いますが、いい香りに感じるせっけんなどの香りでも、あまり強すぎると頭が痛くなったりします。
きつすぎる香水や柔軟剤の香りに悩まされている方もいるでしょう。
気持ちいのいい音楽が流れていることは快適なように感じますが、
電車の車内などで、チャカチャカ聞こえてくるイヤホンの音漏れは、
小さい音でもとても気になることがあります。
つまり、
五感に訴えるもの、というのは、
リラックスの効果もあり、時にストレスにもなるわけです。
ですから
例えば、リラックスできる音楽があるとしても
それを昼休みの社内全体に流す、というのはまったく不適当な話ですし
高価なお香が手に入ったからといって、会社のエンタランスに香りを充満させるのは適切とは言えません。
では、どうするか
というと、
『きわめて限られたスポットに、ちょっとひと工夫する』
ということが、一つ目のポイントです。
例えば、
わたしの職場では、トイレの個室に写真付きのカレンダーや、
すこし前に流行った「引き寄せの法則」のような、
ちょっとだけ現在から意識をそらすものを置いています。
狙いは明らかですが
皆さんは職場のトイレで個室に入った時に
「ふぅ~」
と、ため息を、実際つかないまでも、他の人がいない場所への切り替えに使っているはずです。
または、
「なんなんだ、あの態度は!!!」
みたいに、その場で言えなかったり、態度が決められなかったことについて、一人で振り返ったりするはずです。
であれば、
その「気持ちの切り替え」を有効にするような工夫をしたらよいわけです。
よく教訓めいたものとか、
「トイレはきれいに使いましょう」
「次の人のことを考えましょう」
みたいなことをべたべたと貼っているところを見ますが
それよりも、しっかり気分が切り替わる場所として使うことができれば
自然ときれいに使うことができます。
わたしの職場は、職員が交代で掃除をしますから
そんなにひどい使い方を見たことはありません。
2つ目は、自分自身の周辺に、なにか面白いものを置くことです。
この面白い、というのは、
くだらない、という意味ではなく、
興味関心があるもののなかで、笑えてしまうもの、
ということですから、ちょっとハードルが高めです。
わたし自身が何を置いているかというと
食品サンプルの職人さんに特注してもらった、焼干しのピンとか
お菓子屋さんと共同で制作した「土器クッキー」とか
コーヒーマイスターの方と作ったオリジナルのブレンドにイラストレーターさんに描いてもらったイラストをパッケージにしたものとか
やれば簡単にできることではありますが
そんなに誰でも持っていないものばかりおいています。
最近では、地域で人気になっている私個人がデザインしたキャラクターグッズなども置いたりしていて、職員が私のところに来た時に、様子が気になるとあげたりしています。
これは、自分自身のメンタルヘルスにとっても大切ですが
自分自身が楽しい物、職場ではあるけれども、一瞬だけ素の状態に戻れるものを置いておくことです。
私物だらけになるのはもちろんダメですが、
こうしたもののおかげで、職員とのコミュニケーションが非常に円滑になりました。
職員から上司としての私とコミュニケーションをとるようになったことで、職員と上司、というストレスは、ずいぶん軽減されているようです。
こうしたことをするためには、まずこれを読んでいらっしゃる上司であるご自身が、なにか楽しいことを見つけることが必要で、それを簡単な形で他者におすそ分けできることを考えてみることが大切です。
これは、「あの職員はどうしたものか・・・」という他者視点から、
自分はどうしようか、という自身への視点への切り替えでもあります。
3つ目は、香りです。
私自身は、ハーブコーディネーターの資格を取ったりしていますが、先ほども言ったように、香りというのは、人の好みがいろいろです。
ですので、自分の好きなものを押し付けたり、自分だけが心地よいと感じてもダメなものです。
では、どうしましょう。
ちょっと思い返してみてください。
皆さんの職場のニオイ、気づいていますか?
玄関のニオイ
廊下のニオイ
執務室のニオイ
トイレのニオイ
食堂のニオイ
作業場のニオイ
更衣室のニオイ
いろいろありますよね。
現在、嫌なにおいがあるところはどこでしょう。
もしくは、すでに香りがある場所はどこでしょう。
もしかすると、どこにもまったく香りがない、という場合もあるかもしれません。
または、いろんな人がいろんな香りを持ち込んで、
どうにもならなくなっている空間というのもあるかもしれません。
もし、全くない場合は、何か一つ加えることを意識し
いろいろ混ざってしまっている場合は、混ざらないような工夫をしてみてください。
最初に言ったように
刺激というのは、快でもあり、不快にもなりうるのです。
単一の場合は、比較的快に、不適切に混ざりあうと不快になります。
これは、音でもそうですね。
こうした、ちょっとした環境面の調整だけでも、ずいぶん職員の様子は変わります。
また
「あれ?誰かが職場を快適にしてくれた」
ということは、案外多くの職員が気づきます。
それは、間違いなく、好循環の小さな一歩です。
そんなに大きなことでないところから、
ぜひチャレンジしてみてください。
KIRIHARE所属 臨床心理士
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