メンタルヘルス不調の社員の対応は?メンタルヘルス不調への気づき方や社員からの相談への対応方法
社員のストレスへの気づき方
社員に対してのメンタルヘルスの不調への問題を予防するには、早期発見、早期対応が大切です。
社員の異変にいち早く気づけるように、異変に気づくためのポイントを紹介します。
ストレス反応
人はストレス要因を受けると、その刺激等に応じて生体に緊張状態が生じ、身体・心理・行動面においてさまざまな反応が生じます。これをストレス反応といい、このストレス反応をいかにはやくとらえられるかが、早期発見のポイントになります。
身体面の反応
具体的な症状として下痢や腹痛などを繰り返す過敏性腸症候群などの消化器系症状、過換気症候群などの呼吸症状、円形脱毛症やめまいなどのメニエール等があります。
この身体面の反応については本人からの申告がなければわかりにくい場合があります。
普段から話しやすい雰囲気などをつくり、無理せず話してもらえるような環境をつくりましょう。
行動面の反応
行動面の反応については身体面の行動とは逆に本人では気づきにくく、家族や友人など周囲の人が気づきやすいという特徴です。
遅刻や欠勤、作業効率の低下など仕事ぶりにも影響がでてきます。
このような行動があった場合は注意しましょう。
心理面の反応
心理面の反応は本人が気づいたとしても対処の仕方が難しく、他者からも変化がわかりにくいものです。
まじめな性格なひとの場合などは『自分がしっかりしないからだ』などと思ってしまい、余計に他者への相談がされないことがあります。
普段からのコミュニケーションが大切です。
これらのことを考えながら具体的にどんな様子の変化がでてくるか、『いつもと違う』に気づけるポイントをみていきます。
いつもと違うに気づくポイント
早速いつもと違う様子の例を午前と午後に分けてまとめます。
午前 | 午後 |
服装・身だしなみが乱れ
眠そう やつれた表情 あいさつをしなくなる 目が合わなくなる 酒臭がする |
食事をとらなくなる
食べることが面倒になる メニューを選べない 雑談を避ける 昼寝・居眠りが増える 離席が増える |
さらに仕事ぶりの変化としては
- 遅刻、欠勤早退が増えた
- 以前はできていた仕事ができなくなる
- ルーチン作業にててこずる
- ミスが増える。
などが起きます。これらを『怠けている』『さぼっている』などととらえず『なにかあったのか?』と気づきケアをすることが必要です。
メンタルヘルス不調を疑う場合の対応
相談された場合の話の聞き方
相談時はしっかり話を聞くこと、内容や感情を理解することが大前提です。
そのため相談場所としては、誰にも内容が聞こえない場所で、おちついてゆっくり話せる場所を選択します。
初めのうちは相手からの情報を聞き出すために、急かしたりせず、自由に話をさせることがポイントです。また合間をみて分からない部分は質問し、分かった部分はわかったと相槌を打つようにし、きちんと聞いている姿勢をみせるようにしましょう。
話したくないことを無理に話させようとするのも厳禁です。
相手を尊重し、ありのままを受け入れる姿勢をもって、話を聞くようにしましょう。
アドバイスの仕方
アドバイスは適切にしなければなりません。
客観的な情報を求めていて自分がわかるものであれば、それを話したり、もしわからなければ『ここにきけばわかる』という情報を伝えるのも良いでしょう。
自分がわからないのに適当に答えてはいけません。
またアドバイスする際も断定的に『こうすべきだ』ではなく『自分だったらこうすると思う』という言い方のほうが良いでしょう。あくまで一意見としてアドバイスをします。
また安易な『がんばれ』は負担になることがあります。
もし医師からの診断があったり、治療をしているのであればそれにしたがってしっかり対応する必要があります。
相談の時間に関しては、あまり長時間話しているときりがなくなってしまい、話がまとまらなくなってしまうので1〜2時間程を目安に、これで終わらなければ一度整理するためにまた後日話をするようにしましょう。
相談を受けた側だけで対応できないことも多いです。
このような場合は専門の機関の紹介や、産業医などに相談することも検討しましょう。
まとめ
この記事ではメンタルヘルスの不調になる前段階としてどのような変化が起こるのか、仕事面など様子の変化は何があるのか、実際に相談を受けたときの傾聴ポイントなどを紹介しました。
- いつもと違うを気づけるかどうか
- 他者からみて気づけるのは行動面の変化
- 遅刻早退、ミスが増えた、以前できていたものができなくなったなどはメンタルヘルス不調のサインかも
- 相談されたときは相手を尊重し、内容や気持ちを理解する
- アドバイスは的確に。対応しきれなければ専門家に相談も検討を
ストレスの要因は至る所にありますし、その受け方は人それぞれです。
メンタルヘルスの不調となり身体などにも影響がでてしまう前にきちんとした対応を行い、ストレスが少ない職場環境をつくっていきましょう。
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