簡単なリラクセーション法を知っているとピンチの時に時々役立つ
世の中にはたくさんのメンタルケアの方法があり、ひとそれぞれ違うやり方があるかと思います。時間がかかる方法や、その人以外にはよくわからない方法もあるでしょう。
今回は、法人経営者でもあり、公認心理師、臨床心理士、キャリアコンサルタントでもある筆者が「ほぼ誰にでも当てはまるリラクセーション法」についてお話します。
◆こちらの記事はこんな方にお勧めです
〇各個人独特のものではなく、
ほぼ全員に当てはまるリラクセーション法を知りたい
〇社内で「誰でもできるリラクセーション法」を知りたい
〇やり方か簡単で、社内で素人でも教えあえるようなものが知りたい
わたしたちのような、心理職は、
リラクセーション法のバリエーションを比較的多く持っています。
というのも、
この人には当てはまるけど、あの人には当てはまらない
とか
やればある程度効果はあると思うけど、この人はやらない
とか
結構、好みがわかれることがあるのです。
例えば、
自律訓練法、というものは歴史も長く
一定の効果が認められていると思いますが
自己催眠的な要素が含まれるために
「なんだか胡散臭い・・・」
と毛嫌いされたり
ある程度のところまで行くと
「ここから先は専門家と一緒に行ってください」
というようなことがあったりして、
ある程度
「効果があるなあ・・・」
と感じるまでに時間がかかることが少なくないのです。
また、方法が厳密に決められていることもあって
わたしたちのような専門家の側も、
「適当な方法を教えてしまうと良くないのではないか」
と、あまり積極的にやらないことも挙げられるかもしれません。
その他の方法としては、
簡単な心拍などのバイタルサインを使用して、
その音などをフィードバックすることによって、客観的にリラックスしていることを把握するバイオフィードバック法とか、
この頃はあまり目にしませんが、箱庭といったものを活用したりすることもあるでしょう。
いずれにしても、何となく基準がいろいろあって
会社の中で、簡単にリラックスしたり、
帰宅後に家族がいるところでもできたりするような感じではないでしょう。
それよりだったら、ゆっくりお風呂にでも入ったほうがいい
という方もいるかもしれません。
心理職として言えば
各個人が、自分で
「この方法があっている」
というストレス対処法を持っているのであれば、
それで構わないと思います。
ただ、
ストレス対処があまり上手でない人
それから、
例えば、これから重要なプレゼンがあるのに、緊張がひどく、このままだとまずい・・・
というようなとき、
まさかお風呂に入るわけにもいきませんし
「周りをみんな、かぼちゃだと思え」
とか、言われても、それは無理でしょう。
そのような時に、
瞬時に、
具体的に
効果がある方法を知っておくと役立つのです。
今回はそれを教えましょう。
わたしたちは、ストレスがたまったり、極度に緊張すると、
肩が上がり、
呼吸が浅くなり、
ドキドキします。
体温が上がったり、口が渇いたりすることもありますね。
胃が痛くなる方もいるでしょう。
それらの原因は、いろいろな理由はあれ
「不安」
が体の中に充満しているのではないですか?
失敗したらどうしよう
願っている結果でなければ、もうおしまいだ
あの人に嫌われるのではないか
などなど
体の中に、不安や恐怖がたくさんあって、
頭も体も動かなくなるのでしょう。
この不安をなんとかしたい
と思っても、なかなか出て行ってくれないものですよね。
自分の内側はそんな状態でも、
周囲の人は笑っていたり、まったく関係ない空気が漂っていたりして、
自分がストレスに悩まされていることがますます嫌になるのです。
では
この状況を、周りに気づかれず、なんとかしましょう。
わたしたちが、
心臓のドキドキするのをコントロールすることは、
不可能ではないのですが、難しいことです。
でも、
そんな時でも、自由にコントロールできるものが一つあります。
それは呼吸です。
この、呼吸をコントロールできることは
言い換えれば
自分の身体機能を、精神で自在にコントロールできること、
ということで、大変重要なポイントなのです。
わたしたちは、
体の中にたくさんのストレスや緊張がたまると
自分自身の心や体ですら
コントロールできないことが起きてくるのですよね?
でも、呼吸は水や火の中でもない限り、コントロールできるのです。
そして、体の中にあるストレスがあり
周りには、まったくストレスとは関係ない空気がありますよね。
それなら
呼吸でコントロールしたらいいのです。
呼吸を吐くときに
「私は、体の中の不安を吐き出す」
と心のなかで言いながら息を吐きます。
たくさんのストレスや、いやな気持が、体の中から出ていきます。
二酸化炭素や汚れた空気が、実際に呼吸とともに出ていきますよね。
できる限り、あなたの体の中の、汚れた空気を吐きだしきってください。
そうしたら
今度は、息を吸います。
『私は、力を吸い込む』
と心の中で言いながら、息を吸います。
当り前ですが、体に不足している酸素を吸いますから、力の素を吸っています。
おなかの奥のほうまで、大きく吸ってください。
そうしたら
また
「私は、体の中の不安を吐き出す」
そして
「私は、力を吸い込む」
これを、ゆっくりと心の中で言いながら、
周りに気づかれず、数回、行ってください。
これで、ほとんど大丈夫です。
完璧になくならないにしても、その場でのストレス、不要な感情はおさめることができます。
「深呼吸しろ!」
と小さいころからよく言われてきたはずです。
あれは、正しいのですがちょっと説明がたりなくて
詳しく言えば、このようなことなのです。
ちゃんと理にかなっていますから、その効果を高めるためには
「私は、体の中の不安(ストレス)を吐き出す」
「私は、力を吸い込む」
これを、体にもちゃんとわからせ、コントロールすることです。
職場などの騒がしいところでもできますが
寝る前などにやってみると、実際に「体感」できると思いますよ。
KIRIHARE所属 臨床心理士
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