管理職自身のストレス、悩みはどうしたらいいのか
自分自身が一従業員であるうちは、同僚と会社の不満を言い合ったり、面倒見の良い上司がいれば愚痴を言うこともできたかもしれませんが、いざ自分が管理職となると、会社のことは自分事となり、愚痴を言う相手もなかなか選ぶ必要があります。
法人経営者でもあり、公認心理師、臨床心理士、キャリアコンサルタントでもある筆者が「管理職自身のストレス対処法」についてお話します。
◆こちらの記事はこんな方にお勧めです
〇社員、部下のストレス対処も大事だが、自分の疲れの対応が後回し
〇管理職としての、適切なストレスマネジメントが難しい
〇職場で3分でできるストレス対処法があったらやってみたい
人間のストレスというものは、
必ずしも「悪ではない」ことはよく知られている通りで、適度な緊張感やストレスは、人間のパフォーマンスを高めて、時に、平常ではありえない能力の発揮につながったりすることもあります。
ただし、これは一時的であることが望ましく、
「ストレスを受け続けること」
「うまく発散できないこと」
については、少なくとも良いこととは言えません。
ある目標や、夢があったりするときに、いくら頑張ってもくたびれない、という時代も確かにあるかもしれませんが、40代、50代、それ以上の管理職にある方にとっては、否応なく、疲労が蓄積する感覚というものがあるのではと思います。
私個人も、周囲からは
「いつ休んでいるんですか?」
「次々、別なことを考えていて疲れませんか?」
と聞かれることがありますが、言われるほどではないとしても、時々、ぐったりすることがあります。
何事も順調な時は、勢いやノリがありますから、多少大変でも楽しく取り組めますが、大きなミスや、当初からの変更などが重なったりすると、リズムを崩すことも少なくありません。
そうした時というのは、皆さん同様、「趣味」とか、「娯楽」というものも適宜取り入れます。
個人的には、何かを作るとか、写真を撮りに出かけるとか、美味しい珈琲を飲むとか、手間やかける時間に段階を付けています。
ただ
誤解されがちなのは、ストレス対処=趣味(仕事以外のことをする)
と考えている方が、ちょっと多いように思います。
「ストレス対処」のことを、心理学的には「ストレスコーピング」といいますが、大きく分ければ2つあります。
まずは、
『直接的にストレスを取り除く対処』
ですね。
例を挙げるとわかりやすいのですが
例えば
自分がいる部屋がどうしようもなくくさい、という状況があるとします。
これは、つらいし、ストレスですね。
ここで、においをごまかすために、趣味の「詰将棋」を始めたらどうなりますか?
これは明らかに、「無理をしている」感じになりますよね。
こういうストレス対処もダメではないですが、いずれ限界が来るのはわかるはずです。
ですから、その場合は
「ニオイの元を絶つ」
ということのほうが、決定的な対処です。
ところが、仕事というのは、仮につらいとしても
そんなに簡単に取り除くことはできません。
楽しければいくらでも取り組んでいられますから
ある意味「仕事にものすごくやりがいを感じている」という方は、
最高のストレス対処となっています。
ただ、大体の方は、
「仕事はもちろん嫌いではないし、どちらかといえばやりがいもあるけど」
この「けど」があるのが、普通の人でしょう。
お金も、時間もかけずに、ちょっとストレス対処をする、そんな方法が最近話題にもなっている「マインドフルネス」
という取り組みです。
私たちは、日々忙しい業務に追われていますし、次々と物事を処理していくことを求められます。緊急時には、的確な判断も求められ、さらに、責任を持っています。
そんな緊張状態を、簡単にリセットする、という感じでしょうか。
昔のファミコンとかだったら、自分のリセットボタンを押す感じです。
当社のEAP会員向けのコラムでは、メンタルヘルスの情報を週一で配信しているのですが
例えば、次のような方法です。
仕事中に疲れを感じたとき
チョコレートのカケラをひとカケラだけ、口に入れ
噛まずに、ゆっくり溶けるままに、味や、舌触りや、香りを感じてみてください。
その間は、その「味」「舌触り」「香り」など、チョコレートに全集中して味わってください。
多分、2.3分、というところです。
スマホやパソコンなども見ず、とにかく全神経を、チョコレートに向けてください。
この作業は、禅や茶道と同様といわれます。
詳しい理屈は避けますが、めちゃくちゃ簡単な方法ですから
どんな感じになるか、ぜひ試しにやってみてください。
きっと、
「あぁ!こういうことなのか」
と感じる方がいらっしゃると思います。
KIRIHARE所属 臨床心理士
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KIRIHARE Well-beingの特徴
①従業員のメンタルヘルスを継続的に維持できるよう「メンタル不調の予防」と「メンタル不調の早期発見・介入・回復」に重点を置いたサービス設計
②LINEを活用した双方向型のコミュニケーションで、各従業員の状況に沿った「心のセルフケア方法」を提案すると同時に、社外で気軽に「悩み相談ができる場」を提供
▽予防
既存のEAPサービスは、「従業員がメンタル不調に陥った後に、相談する」というフローが基本でしたが、KIRIHAREが提案する新EAPサービスでは、不調にならないための「予防」を何よりも重視し、従業員自らが、「心のセルフケア」を意識できる環境を提供します。
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従業員は、LINEにて心理テスト等による定期的な自己チェックが可能なため、ストレス状態への気づきや意識を促し、早期発見に繋げます。
▽早期介入
高ストレス状態であることを従業員自身が自覚できず、自ら対処できない場合、KIRIHARE側がメンタルヘルスの状態を検知し、LINEのプッシュ通知を使って、セルフケアの促進やカウンセリングを提案し、メンタルヘルスの悪化を防ぎます。
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企業全体で、メンタル不調の予防・早期発見と介入のサイクルを回すことで、従業員がメンタル不調を引き起こした際も、早期回復を実現します。
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▽LINEメールカウンセリング
プレカウンセリングでは解決できない場合などは、心理専門職の臨床心理士が対応します。チャットとは異なり、長文での相談が可能です。
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心理テストの受検結果やプレカウンセリング等で、メンタル不調の度合いや緊急性が高いと判断された場合は、心理専門職の臨床心理士によるZoomもしくは対面でのカウンセリングを提案します。
人事責任者向け機能
▽ダッシュボード機能
カウンセリング相談の希望者や実際に相談を開始した従業員の統計などが瞬時に把握できます。従業員全体のメンタルヘルス状況を多角的に理解することで、各部署の業務量や人員の調整、業務手順の見直しなど、業務環境の改善を検討する一つの手段としてもお役立ていただけます。
▽レポート作成機能
ダッシュボードで表示された項目をグラフで表示し、レポート作成が可能です。
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