カウンセラーがクライアントとの信頼形成に使用する「キラーワード」3つ

 

今回は、「カウンセラーがクライアントとの信頼形成に使用する「キラーワード」3つ」をテーマに、

法人経営をしている公認心理師、臨床心理士、でもありキャリアコンサルタントでもある筆者が、

管理職の方が従業員の方と会話する際に、短時間で信頼関係を形成するポイントをお話しします。

 

今回のコンテンツはこんな方におすすめです。

・上司として、部下に信頼されたいとは思うが、甘い顔はできない

・「正しい」「間違い」の価値判断で部下と話がち

・メンタルの問題に悩む部下になんと声を掛けたらよいかわからない

 

カウンセリング、と言う言葉が一般的になって、今では日用品の販売にまで使用されるようになっています。

他方、

「カウンセリングでも受けたら?」

と言われると、なんだか「病院に行け」と言われたような感じも受けたり、使い方の難しい言葉ですね。

 

私たち自身は、自身のことをカウンセラーとは言わず「心理職」という場合が多いように思います。少なくとも、「臨床心理士の~」とか「公認心理士の~」という方は、専門家ではあまりおらず、

「今日、お話を伺います、〇〇といいます」

というように、自分の名前くらいしか伝えません。

 

もちろん、名刺などを差し上げる場合には、みんな書いていますが、これも今日のお話では大切なところです。

会社組織でも同様に、上司と部下、という立場の差は出てしまうものです。

そうした限られた条件の中で、信頼関係をつくって話をすすめていく「キラーワード」を3つご紹介しましょう。

 

「信頼関係をつくる」

と簡単にいいますが、逆に言えば、

「不信感を抱いた経験」

はありますか?

 

わたしが人に対して不信感を抱いた経験をいくつか挙げると

「あなたのためです」

といいながら、自身の職務上の得点稼ぎなのが明らかな方。

 

それから

「言われなくてもわかっている」ということを、延々と説明して、「対話」にならない人。

1人で勝手にしゃべって、一人で感情的になっている人。

すごく偉そうにしていて、こちらの話にろくに相槌も打たず、腕組している人。

それから・・・

 

というように、「嫌な人」という印象をうける人については、いくらでもあげることができます。

 

反対に、「信頼できる」と初対面で感じた人の特徴は

 

穏やかに聞く姿勢を持ってくれている人。

 

あー、はいはい、というような適当な感じでない人。

あまり完璧すぎず、自分の欠点も下手に隠そうとしない人。

 

こちらも、他にもありますが

私たち心理職は、一応こうした印象を持ってもらえるように、できだけ話しやすい印象を持ってもらえるように努力します。

 

例えば

学校にカウンセリングに行くときは、

あえてネクタイをしないで、ちょっと普段着みたいな恰好で行ってみたり

最初は一緒に遊んだりしてから、面談を実施したりします。

 

そんな中で

年齢問わず、これは信頼形成に重要なキラーワードだな、と感じている言葉をご紹介しましょう。

 

 

1.『で、調子はどう??』

 

相手と向き合ったとたんに、

「お、調子はどうかね?」

なんて聞く方もいますが、これは「はい、まあ」と答えて通り過ぎるだけの、「挨拶」にすぎません。

本当に調子を聞き出すためには、

「今日は寒いですね」

とか

「冬の予定はもうたてたんですか?」

というような、雑談を4.5分もした後に、

「で、このごろ調子はどう?」

と聞くのがベターです。

最初の会話は、楽しい会話を心がけていただくことですが、大笑いしなくてもいいので、相手がなんどか微笑むのを確認してください。

 

 

2.『わたしも大したもんじゃないから』

 

相手の困った話や、調子の悪い話を聞くと、「大変だったね」と言うくらいはまだましですが

「いや、自分はもっとたいへんな経験をしてきた」

とか

「そんなのは、誰でも経験することだから」

更に

「昔はそんなの当たり前だった」

と、困っている人を説得したり、困りごとを打ち消そうとする方もいるものです。

それは、もう次の相談はないでしょう。

もし、どうしても「一言だけ」なにか言ってあげるとしたら

「いやまあ、わたしもそんな大したもんじゃないから、なにもいい事、言ってあげられないけど」

と、自分と相手との間にできた落差を埋めましょう。

この言葉は、場が硬くなった際にはかなり有効と思います。

 

 

3.「もうすこし自分を大事にしてあげたらいいと思うよ」

 

これは、リストカットなど「自傷行為」をしている方たちによく使います。

「そんなことやめなさい!」

「ぜったいだめ!」

と言われてもやってしまうこと、というのはあるものです。
それは、本人を否定する言葉になりますから

「あ、この人とは話しても無駄だな」

とこころを閉ざしてしまいます。

心の中では、「やめてほしいなあ・・・」と思いつつ、

「あのさぁ、、、難しいかもしれないけど、もうすこし自分を大事にしてよ」

と言うと、

「やめなさい!」

より、相手に届くことがあります。

もちろん、法的にダメなことはダメなのですが、法的とは言えないまでも、自己処罰的な行動をしている場合、例えば過食拒食や、過度の残業意欲などについては、こうした声掛けをしておくと、信頼関係を築きやすいでしょう。

 

こうしたキラーワードはたくさんあるのですが、今回は会社ですぐ使えそうな3つをご紹介しました。

他にも便利な言い回しはたくさんありますので、またご紹介したいと思います。

 

KIRIHARE所属 臨床心理士

 

KIRIHARE Well-being(従業員支援プログラム)のご紹介

KIRIHARE Well-beingのストレスチェック機能について

キリハレ株式会社の創業思想である「心の健康を大切にできる社会」の実現を目的に開発した、企業様向けの新EAPサービス(従業員支援プログラム)のご紹介です。

▽こんな方におすすめ

  • 従業員のメンタル不調を事前に防ぎたい
  • 健康経営を実現したい
  • 社内の福利厚生が充実していることを対外的にアピールしたい
  • 採用において自社を『ブランド化』し、魅力を高めたい

上記のようなニーズがお有りの場合、当社のサービスを通じて解決できるかもしれません。
詳細は以下をご確認ください。

 

▽KIRIHARE Well-being公式ページ
https://kirihare.jp/

▽資料請求
https://share.hsforms.com/18kN8rZspTq2MAEOFbwW_gg5m6sq

▽新規登録(人事ご担当者様向け)
https://kirihare.jp/ap/user/register

▽貴社の状況に合わせたサービス内容をご提案します。無料相談はこちらからhttps://meetings.hubspot.com/operation9/kirih

 

KIRIHARE Well-beingの特徴

①従業員のメンタルヘルスを継続的に維持できるよう「メンタル不調の予防」と「メンタル不調の早期発見・介入・回復」に重点を置いたサービス設計

②LINEを活用した双方向型のコミュニケーションで、各従業員の状況に沿った「心のセルフケア方法」を提案すると同時に、社外で気軽に「悩み相談ができる場」を提供

 

KIRIHARE Well-beingの特徴

▽予防

既存のEAPサービスは、「従業員がメンタル不調に陥った後に、相談する」というフローが基本でしたが、KIRIHAREが提案する新EAPサービスでは、不調にならないための「予防」を何よりも重視し、従業員自らが、「心のセルフケア」を意識できる環境を提供します。

▽発見

従業員は、LINEにて心理テスト等による定期的な自己チェックが可能なため、ストレス状態への気づきや意識を促し、早期発見に繋げます。

▽早期介入

高ストレス状態であることを従業員自身が自覚できず、自ら対処できない場合、KIRIHARE側がメンタルヘルスの状態を検知し、LINEのプッシュ通知を使って、セルフケアの促進やカウンセリングを提案し、メンタルヘルスの悪化を防ぎます。

▽早期回復

企業全体で、メンタル不調の予防・早期発見と介入のサイクルを回すことで、従業員がメンタル不調を引き起こした際も、早期回復を実現します。

KIRIHAREが提供するセルフケアコンテンツ一覧

【KIRIHARE Well-beingカウンセリング機能】

▽プレカウンセリング

社内にある保健室のような感覚で、いつでも気軽に利用できるカウンセリング機能です。従業員は、カウンセラー資格や相談援助の国家資格を持つ有資格者に、LINEでのチャット形式やZoomで悩み相談ができます。

▽LINEメールカウンセリング

プレカウンセリングでは解決できない場合などは、心理専門職の臨床心理士が対応します。チャットとは異なり、長文での相談が可能です。

 ▽Zoomや対面のカウンセリング

心理テストの受検結果やプレカウンセリング等で、メンタル不調の度合いや緊急性が高いと判断された場合は、心理専門職の臨床心理士によるZoomもしくは対面でのカウンセリングを提案します。

 

KIRIHARE Well-being カウンセリング機能

 

人事責任者向け機能

▽ダッシュボード機能

カウンセリング相談の希望者や実際に相談を開始した従業員の統計などが瞬時に把握できます。従業員全体のメンタルヘルス状況を多角的に理解することで、各部署の業務量や人員の調整、業務手順の見直しなど、業務環境の改善を検討する一つの手段としてもお役立ていただけます。

▽レポート作成機能

ダッシュボードで表示された項目をグラフで表示し、レポート作成が可能です。

▽ストレスチェックシステム(従業員50名以上の場合)

年に1回実施の義務のあるストレスチェックの運用が、システムにて無料で行えます。面倒な事務作業や集計、集団分析も管理画面にて全て対応可能です。

 

KIRIHARE Well-beingダッシュボード機能

現在、弊社がリリースした新EAPサービスを3ヵ月間無料で体験いただけるキャンペーンを実施中です!「従業員のメンタルヘルス対策が必要だと思っていながらも、仕組みをゼロから考えるのは難しい・・・」「コロナ禍でテレワークが進み、従業員のメンタルヘルス状況が把握しづらい」等のお悩みを抱えている企業の人事担当者様必見の特別企画です!!沢山のご応募お待ちしております。

「まずは話だけでも聞いてみたい」「とりあえず資料が欲しい」などのご希望があれば、以下に記載のURLより、お問い合わせください。

 

▽KIRIHARE Well-being公式ページ
https://kirihare.jp/

▽資料請求
https://share.hsforms.com/18kN8rZspTq2MAEOFbwW_gg5m6sq

▽新規登録(人事ご担当者様向け)
https://kirihare.jp/ap/user/register

▽貴社の状況に合わせたサービス内容をご提案します。無料相談はこちらから
https://meetings.hubspot.com/operation9/kirih