『占い』などと『メンタルヘルス』の同じところ、違うところ

 

第二回まで、『ストレス』というものを知ること、

そして、50名以上の会社さんに義務化されている

「ストレスチェック」というものは、

案外面倒なだけでなく、

役立つ側面も持っていることをお知らせしました。

 

さて、今回は、これもよくある質問、というか、

誤解されている点について、お話してみましょう。

 

わたしたちの企業さま向けのサービスで、

「マインドフルネス」とか「自律訓練法」といったものを、

従業員の方に知っていただき、自分自身でメンタルヘルスを

維持向上できるようにしていこう

というコンテンツがあります。

 

ご存じの方は、「それはいいね!」と思うはずのものなのですが、

あまりご存じない方、また、まったくご存じなくて、

やってみようとみてみたところ

「なんだか宗教っぽいな・・・」とか

「瞑想とか、宇宙とか、前世とか、そういうやつ??」

と思っている方もいるでしょう。

 

実際のところ、心理学者の中でも精神分析で知られる

「ユング」は、フロイトの技法である「夢分析」などを

用いましたが、共時性や錬金術など、

多方面に関心を持ちましたし、「統合」という概念を

説明するときに、心の中の要素を

ちょっと物語っぽい語り方をしました。

 

また、催眠療法、というものは、

実際に臨床心理学の中でも使われます。

でも、『催眠療法』と名乗る民間の、

中身が「心理学」ではないところも多々存在しますし、

また、そうした場所が、一定の価値観の方々の

よりどころとなっているのは現実にあります。

 

ただ、そうした「心理学でないところ」は、

それが私たちのような「EAP」などの立場で

使われるかといいますと、使用しません。

わたしたちが実施する「カウンセリング」は、

言い換えれば「臨床心理学面接」ということができます。

 

つまり、学術的、科学的な研究に基づいた

「心理学」をベースにした面接です。

 

従いまして、少なくとも「前世」であるとか「霊」であるとか、

そうしたことは扱いません。もちろんクライアントさんが

それを語れば、それについて否定することはありませんが、

所属するカウンセラーが、自ら進んでそうした理論を

展開することはありません。

 

また、もし、本気で「霊が」というお話をいただくと、

心理学的には「幻覚」や「妄想」の有無を

確認しないといけなくなってしまいます。

 

一方で

驚くかもしれませんが、「マインドフルネス」という考え方は、

もともとは「禅」の考え方から派生してきたものです。

 

先日、臨床催眠学会に参加してきた際には、

仏教系の大学の心理学部の方が、

なんと『滝行』における修行者の身体変化を

データ化して提示していました。

 

これはなかなか面白いですよね。

修行している方は、多かれ少なかれ宗教性をもって、

修行に臨んでいるわけですが、その変化というものは、

身体的なもの、精神的なものです。


それを科学的に分析することによって、

禅や行を行っているときに、いったい何が起きているのか、

それを明らかにしようとしているわけです。

 

実際、海外の実業家の方や経営者の方は、

瞑想の時間を持っていることが多い言われています。

ご存じのとおり、グーグルなどの企業でも、

瞑想の時間が取り入れられています。

 

ですが、それは「宗教性を持ったもの」ではありません。

 

もちろん中には、深い宗教観に基づいている方もいますが、

従業員の方には信教の自由がありますから、その身体、

心理的変化の良いところだけを取り入れる必要があるわけです。

このように、占いや宗教など、心理、精神に変化をもたらす

「場合」があるものについて、心理学は研究し、

その良いとこどりをしているために、なんとなく

「近い感じがする時がある」ということなのでしょう。

 

一方、「行動療法」などに代表される技法は、

シンプルに言うと犬やイルカのしつけや曲芸を教えるのと

類似しています。

賞罰によって行動を形成していくために

「心なき心理学」と言われたりもします。

したがって、クライアントさんが

「宗教ぽいのはちょっと苦手で・・・」と

毛嫌いしているような場合には、

まったく違う技法もありますし、

「もっと親身なってほしい」という雰囲気の時には、

また別の方法もあるのです。

 

現在は「カウンセリング」というだけ言葉が浸透していて、

中身についてはあまり知られていませんが、

同じカウンセリングでも、

真逆のことをする学派もありますので、

少なくとも「クライアントさんが好まない方法」を

進めていくことはないと考えてよいと思われます。

今回は、「カウンセリング」にありがちな

「誤解」についてお話ししました。

KIRIHARE Well-being(従業員支援プログラム)のご紹介

KIRIHARE Well-beingのストレスチェック機能について

キリハレ株式会社の創業思想である「心の健康を大切にできる社会」の実現を目的に開発した、企業様向けの新EAPサービス(従業員支援プログラム)のご紹介です。

▽こんな方におすすめ

  • 従業員のメンタル不調を事前に防ぎたい
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  • 社内の福利厚生が充実していることを対外的にアピールしたい
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上記のようなニーズがお有りの場合、当社のサービスを通じて解決できるかもしれません。
詳細は以下をご確認ください。

 

▽KIRIHARE Well-being公式ページ
https://kirihare.jp/

▽資料請求
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▽新規登録(人事ご担当者様向け)
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▽貴社の状況に合わせたサービス内容をご提案します。無料相談はこちらからhttps://meetings.hubspot.com/operation9/kirih

 

KIRIHARE Well-beingの特徴

①従業員のメンタルヘルスを継続的に維持できるよう「メンタル不調の予防」と「メンタル不調の早期発見・介入・回復」に重点を置いたサービス設計

②LINEを活用した双方向型のコミュニケーションで、各従業員の状況に沿った「心のセルフケア方法」を提案すると同時に、社外で気軽に「悩み相談ができる場」を提供

 

KIRIHARE Well-beingの特徴

▽予防

既存のEAPサービスは、「従業員がメンタル不調に陥った後に、相談する」というフローが基本でしたが、KIRIHAREが提案する新EAPサービスでは、不調にならないための「予防」を何よりも重視し、従業員自らが、「心のセルフケア」を意識できる環境を提供します。

▽発見

従業員は、LINEにて心理テスト等による定期的な自己チェックが可能なため、ストレス状態への気づきや意識を促し、早期発見に繋げます。

▽早期介入

高ストレス状態であることを従業員自身が自覚できず、自ら対処できない場合、KIRIHARE側がメンタルヘルスの状態を検知し、LINEのプッシュ通知を使って、セルフケアの促進やカウンセリングを提案し、メンタルヘルスの悪化を防ぎます。

▽早期回復

企業全体で、メンタル不調の予防・早期発見と介入のサイクルを回すことで、従業員がメンタル不調を引き起こした際も、早期回復を実現します。

KIRIHAREが提供するセルフケアコンテンツ一覧

【KIRIHARE Well-beingカウンセリング機能】

▽プレカウンセリング

社内にある保健室のような感覚で、いつでも気軽に利用できるカウンセリング機能です。従業員は、カウンセラー資格や相談援助の国家資格を持つ有資格者に、LINEでのチャット形式やZoomで悩み相談ができます。

▽LINEメールカウンセリング

プレカウンセリングでは解決できない場合などは、心理専門職の臨床心理士が対応します。チャットとは異なり、長文での相談が可能です。

 ▽Zoomや対面のカウンセリング

心理テストの受検結果やプレカウンセリング等で、メンタル不調の度合いや緊急性が高いと判断された場合は、心理専門職の臨床心理士によるZoomもしくは対面でのカウンセリングを提案します。

 

KIRIHARE Well-being カウンセリング機能

 

人事責任者向け機能

▽ダッシュボード機能

カウンセリング相談の希望者や実際に相談を開始した従業員の統計などが瞬時に把握できます。従業員全体のメンタルヘルス状況を多角的に理解することで、各部署の業務量や人員の調整、業務手順の見直しなど、業務環境の改善を検討する一つの手段としてもお役立ていただけます。

▽レポート作成機能

ダッシュボードで表示された項目をグラフで表示し、レポート作成が可能です。

▽ストレスチェックシステム(従業員50名以上の場合)

年に1回実施の義務のあるストレスチェックの運用が、システムにて無料で行えます。面倒な事務作業や集計、集団分析も管理画面にて全て対応可能です。

 

KIRIHARE Well-beingダッシュボード機能

現在、弊社がリリースした新EAPサービスを3ヵ月間無料で体験いただけるキャンペーンを実施中です!「従業員のメンタルヘルス対策が必要だと思っていながらも、仕組みをゼロから考えるのは難しい・・・」「コロナ禍でテレワークが進み、従業員のメンタルヘルス状況が把握しづらい」等のお悩みを抱えている企業の人事担当者様必見の特別企画です!!沢山のご応募お待ちしております。

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