非定型うつ病を正しく理解しよう!
皆さんは、「非定型うつ病」をご存じでしょうか?
非定型うつ病は、これまでの一般的なうつ病(大うつ病)とは違い、症状が発見されにくく、誤解されやすいものです。
非定型うつ病と大うつ病の違いや対処法、間違われやすい病気についてまとめてみました。
- 非定型うつ病とは
大うつ病は日中気分が落ち込んでいることが多いです。一方で非定型うつ病は、楽しいことや嬉しいことがあると気分が良くなるのが特徴です。
- 20~30代に多い
大うつ病は中高年に多くみられるのに対し、非定型うつ病は20~30代に多いのが特徴です。 - 大うつ病と非定型うつ病の違い
・気分
大うつ病は、意欲の減退がみられます。「今まで楽しかったことに興味が持てなくなる」などの症状を伴いますので、今まで楽しかったことでも前向きになれないことがあります。非定型うつ病は好きな事に対しては元気が出るのが特徴です。気分の浮き沈みが激しいという点で、「怠けている」と言われる原因になっています。 - もし身近な人がうつ病になったら
原則的に、病気であるかどうかを詳細に見立てることは非専門家には難しいです。うつ病が疑われる場合、本人が医療機関への受診に抵抗がないならば医療機関への受診を進めるようにしましょう。本人が医療機関への受診に積極的でない場合でも、身近な人が相談できる機関はありますので、本人抜きで相談に行ってみるのも良いでしょう。
- 非定型うつ病と併発しやすい病気、間違われやすい病気
パーソナリティ障害の中には非定型うつ病と間違われやすいもが存在します。繰り返しになってしまいますが、どの病気かを判断するには優れた専門性が必要です。気になることがあるのならば自己判断せず、専門家に相談するのが良いでしょう。