無駄な情熱は営業ネタになりやすい

社会情勢が激変していることもあって、
「業務効率化」
「無駄の削減」
ということは、異論がないと思われます。

 

ところが、そればかりだとうまくいかないということを実感されている方も少なくないのではないでしょうか。
法人経営者でもあり、公認心理師、臨床心理士、キャリアコンサルタントでもある筆者が
「無駄な情熱は営業ネタになりやすい」
というについてお話します。

 

◆こちらの記事はこんな方にお勧めです

 

〇無駄な業務が多いと感じてイライラする
〇効率化を推し進めていたら仕事がつまらなくなった
〇余計な業務に熱中している従業員が気になる

 

かつての文化庁長官で、『ユング派』という精神分析学派の分析家でもあった
河合隼雄先生は
『無駄は心を養う』
というお話をされていました。

 

例えば、学校の授業の中身よりも、
登下校の際に友達とした「みちくさ」の方にたくさんの学びや気づきがあったり
その時は人生の回り道と思われるような失敗も
後になってみれば、人生の糧となったりすることが多いのは
言うまでもありません。

 

ところが、業務上の無駄というのは、
管理職として見ていると非常に気になることが多いものではないでしょうか。

 

従業員同士の廊下での長い立ち話
コピーの失敗を繰り返し、大量にシュレッダーにかけられている印刷物
人がたくさん集まっても、進展のない会議

確かに、間違いなく無駄なものもありそうです。

 

心理職としてまだまだ経験が浅かった20代のころ
まずは1000の事例の改善をしよう、と思ったことがありました。

 

そのためには、多様な現場に身を置く必要がありましたので
関東で月曜日から水曜日の夕方まで仕事をして
水曜日の夜に新幹線に乗って東北地方の職場に行き
木曜日から土曜日まで仕事をして
土曜日の夜に関東に戻る
というような仕事の仕方です。
今でこそ、簡単に言えますが
アパートを2つ借り、車も2台もち
新幹線の往復代ももちろん自腹ですから
年間通して4つの職場を駆け回っているような状態でした。

 

時間的にはいつもあわただしく、
1つでもタイミングが狂えば次の日の仕事に差し支えるようなキチキチのスケジュールでした。
1日7.8件のカウンセリングを行うので、気持ちばかりは急いているのに
万歩計をつけると、
1日の穂数が2000歩しかないとか
なんだかよくわからないくらいの情熱でした。

 

それをやめたのは、単純な理由で
その当時お付き合いをしていた方と別れてしまったからです。

 

その時は個人事業主として働いていましたが
曲がりなりにもいろいろな職場に出入りしていましたから
その時の急変ぶりは、管理職の方にはどう映ったのかなと、今になると思います。

 

20代のうちに1000ケースを改善する、という目標は27歳の時に完了しましたが
あわただしかった割に、
経済的な年費はものすごく悪かったこと
あまりに忙しくて、くたびれ果ててしまったうえに
結婚を考えていた方とも別れてしまったため
1年くらい、結構落ち込みました。

 

でも、そうした仕事の経験は、ある程度の研鑽にはなっていたので
その翌年、大学の教員として採用されることになりました。

 

ただ、個人的な気質が変わっていないので、
結局、個々でも、満杯に仕事詰め込んで、体調を崩すことになり
結果として、
今の仕事のやり方に落ち着いた
というところです。

 

業務内の、無駄遣いや、余計な仕事は
確かに削減した方が良いところが多いです。

ある程度、物事を削っていかないと
新しいこともできないわけですから、思い切って削ることは必要です。

 

そのポイントは、
「熱意がない無駄なこと」
と思われます。

 

仮に、無駄なものに見えても、
そこに情熱をもって取り組んでいる人がいるような場合は、
ちょっと様子を見ましょう。

 

熱意の無い無駄は、後になっても何も役に立つことはありません。

他方
熱意のある無駄は、後から何かしらのネタになったり
他の人がやっていない特殊な事だったりするものです。

 

そうやってみると
盛り上がっている「立ち話」も、場合によっては無駄でないこともあったりするのです。

 

心を養う無駄と、単なる無駄は、
そこに「熱量」があるかを基準にしてみると、
判断が付きやすいですよ。

 

KIRIHARE所属 臨床心理士

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