間違えてはいけない愛情の裏返しとは
愛にはいろいろな形があります。
男女の愛、親子の愛、友人間の愛、師弟愛。
それぞれで多少意味合いや行動も違いますが
どちらにせよ、愛の使い方を間違えている場合は
愛情の裏返しとは違う結果になってしまうので注意が必要です。
しかし残念ながら裏返しの行動を起こしがちな人は
自分でわかっていない場合も多いもので
潜在意識での行動の可能性が高くなります。
良い意味での愛情の裏返しと、勘違いによる愛情の裏返し。
これは全く別の意味を持つもので、間違えてしまうと
自分も相手も大きく傷つく可能性をはらんでいるのです。
男女間で言う愛情の裏返しとは
子供が好きな女の子にするいじわるみたいな物だとよく言われます。
好きな人の気を引きたいとか、かまってほしいことから
してしまいがちなことです。
それとは逆で、好きだから避けてしまうと言うパターンもあります。
恥ずかしいとか勇気がなくて素直な行動が取れず
結果、避ける事しか出来なくなってしまうわけです。
付き合っている男女や夫婦になって起こる愛情の裏返しとなると
これに、焼きもちなど、もっと複雑な深い心理が絡んできます。。
お互いが理解しあえない場合は別れや離婚問題にまで発展してしまうことも有り得ます。
親子間での愛情の裏返しは
やはり子供の事を思い、厳しく接する、厳しく躾けると言う
意味合いが多いものです。
厳しくされたその時は子供も辛い思いをするはずです
しかし後になって「あれは私の為にやってくれた事なんだと」理解すると思います。
けれど、これは一歩間違うと子供のトラウマにもなりかねません。
親だからと理不尽な愛情の押し付けになっては虐待とも言われかねません。
友人間での愛情の裏返しとは
これは友情を感じているが故に起こるものです。
身に覚えのある感覚としては
一番の親友だと思っていたのに、自分以外の友人と仲良くしているとか
遊びの誘いを断られたとか。
焼きもちに近いものでもあります。
それが原因で喧嘩にまで発展してしまうことはよくある話です。
師弟間の愛情の裏返しとは
自分の経験や優れた知識を伝えるためには
優しく接しているだけではダメなことが沢山あります。
時には厳しく接する事も必要です。
さらには良い成績を修めさせることが本人の為であることから
心を鬼にしなければならない場合だと思います
これは親子の愛情と似たものです。
これもまた、結果を出した時にはっきりと伝わる事になります。
これは辛くても乗り越える価値があります。
人は育てられ方や、育った環境、宗教など
それまでの経験でいろいろ身に付けながら生きています。
なので何が正しいかは一概に言えませんが
人間の気持ちと言うのは理屈ではありませんから
自分の考えや気持ちを理解してもらえないことも前提としてあることを
わかっているべきです。
人の立場に立って考えることは常に必要です。
愛情の裏返しと一言で言っても
笑って済ませられるものから、そうでないものまであることがわかります。
愛情の裏返しをしやすい人の特徴として
・本当は気が小さくて繊細な人。
・傷つくのが怖い、自信が無い人。。
・プライドが高くて承認要求が高い人。
・感情を抑えることが出来ない人。
・甘やかされて育ち、そのままの人。
・人に対して関心が薄い人。
・無神経で人の気持ちを考えない人。
・自由と身勝手をはき違えている人。
このような事が隠れていることが多いと言われています。
マイナスイメージの項目が多いです。
と言う事は、機嫌が悪くなるのが面倒だと言いなりになってしまったら
そのマイナスを助長してしまう事になる可能性が高いことがわかります。
本当に「愛」の裏返しであるならば理解していくことも必要ですが
もし勘違いによっての事ならきちんと対応するべきです。
では、もし自分が愛情の裏返しの行為を受けた時は
どうしたら良いのでしょうか。
愛情の裏返しを受けた場合どうなるのか。
・イライラする。
・めんどくさくなる。
・精神的に疲れる。
・呆れる。
・信頼できなくなる。
・振り回される。
など、こちらもマイナス要素が沢山出てきます。
職場でなら、誰かを不快にさせてしまったり仕事の進行の妨げになります。
どんな場合でも変な理屈を聞かされたり
言う事がコロコロ変わったりと振り回されることになってしまいます。
結果、呆れられて信頼も失うことにもなりかねません。
たとえ家族や恋人でも気持ちが離れてしまう可能性だってあるのです。
「なんだ、そういう事か」と思える場合は深刻に考える必要はありません。
その場合は相手の話をよく聞いてあげる、理解してあげることで
大抵は問題なく収まることが多いものです。
しかし、そのやり方があまりにしつこいとか、迷惑なことなら
はっきりと嫌だと言う事を伝えることも大切です。
基本的に愛情を反対の行為でわからせようとする人は
自分の意見が通って当たり前だと勘違いしていることも多いのです。
ある意味わがままな人なわけです。
それは本人にとっても自覚すべき点であるからです。
もしかしたらその事で大きな失敗を引き起こす可能性もあります。
相手との関係にもよりますが、距離を置くとか相手にしないなど
うまくかわしていくと言う対処も必要です。
そうでないと振り回されて大変なストレスを背負う事になります。
気を付けないといけないこととして
その愛情の裏返しが間違った形だった場合です。
その行為が起こる理由としては愛があるには間違い無くても
自分の保身のためだったり、相手を支配するためのものだとしたら
それは相手にとって苦痛しか与えられないからです。
本人は厳しく辛く当たることが相手の為になるとか
相手の成長につながるんだときっと思ってのことかもしれません。
けれど、相手の自己満足の為に辛い思いをする必要があるのでしょうか。
お互いの成長のためだからこそ我慢できるのであって
理解できない事を押し付けられ、受け入れるのは苦痛以外の何事でもありません。
覚えて置くべきことは
自分をしっかり持つと言う事です。
自分の考えをしっかり持つことによって流されることなく対応できるからです。
自分にとって不本意なことを言われたり要求された時に
それは従うべきことなのかは判断出来なくてはいけません。
それが本当の意味の「愛情」であるならば歩み寄ることで
一歩進んだ関係に進むことが出来ます。
自分にとって成長する、意味のある行為となるわけです。
けれど、それが勘違いの「愛情」であった場合は断固拒否で良いのです。
間違った方向へ進んでしまったり
一生のトラウマになってしまうかもしれません。。
大体の人は無意識に判断出来ることですが
相手に嫌われたくないとか、周りの人の手前とかで
自分を殺すことを良しとする場合もあります。
そんな間違った選択はお互いの為に良くないのです。
本来は思うようにならない、対人での問題は
きちんと話が出来る関係が理想的だからです。
受けて嬉しい愛情の裏返しや笑える愛情の裏返しばかりなら
何の心配もいりません。
その経験は自分を成長させてもらう、受けるべき必要な良い経験になります。
しかし、反対に愛と言う言葉に惑わされて
不幸になることもあると言う事を忘れてはいけません。
もし、自分の行為が愛情の裏返しだと思うなら
相手にとってどれだけ為になることなのかを考える事が必要です。
心を鬼にしないと出来ない事もあると思います。
思わずしてしまう事もあると思いますが
根底にきちんとした「愛」があればきっと良い結果が見られるはずです。