カウンセリングとは? クライエントとカウンセラーがともに考える場所

あなたは「カウンセリングとは何か?」と聞かれたら、どのように考えるでしょうか。
カウンセリングは、相談者が抱えている問題や悩みを聞いて、専門知識を持ったカウンセラーが一緒に考えていく作業です。
一般的に、相談者・依頼者は『クライエント』、相談を受ける者は『カウンセラー』と呼ばれています。

相談者は問題や悩みがあってどうすればよいかわからない時や専門家のアドバイスを受けたいと思ったときに、電話・対面・オンラインでカウンセリングを受けることができます。

 

一説によれば、カウンセリングの語源である「counsel」はもともと「人と人が話す」という意味を持っていたようです。このことからも、人と人が話せばそれはすべてカウンセリングであるとも言えます。

つまり心理相談を意味するカウンセリング以外にも、美容カウンセリングや結婚カウンセリングなども立派なカウンセリングなのです。ここでは心理学的な知見を用いて行う相談を心理カウンセリングという名称で呼びます。

人によって悩みの深刻度は違います。深刻度が大きい時はもちろんのこと、「大したことない」と思えることでも自分の生き方に深くつながっているときがあります。このような理由からできることなら、一人一人が専門知識と経験を持ったカウンセラーにご相談することが望まれます。

カウンセリングを行う場合、周りの友人や家族に相談をすることも可能です。しかし、生活場面や仕事などで同じ時間を過ごしているとどうしても利害関係が発生してしまいます。利害関係があるとどうしてもお互いの感情が出てきてしまう場合があります。

相談を乗ってほしいクライアント側と、相談に乗ってあげたいという友人やご家族の場合、心理的な距離が近すぎてしまうことが多く、余計に話がこじれてしまったり、相談したのに傷ついてしまうことが少なくありません。

専門知識を持ったカウンセラーに相談をするというのはなかなか勇気のいることかもしれません。具体的な悩みがあるときはもちろんのこと、不安や「自分って何者なのだろう」という漠然とした生き方への疑問があるときもカウンセリングは有効です。

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