もしかしてそれ、育児うつかも。大丈夫!一人で悩まないで!!

誰よりもかわいいはずの我が子。
かわいいけれど、とてつもないイライラにおそわれたり、不安に押しつぶされそうになったりしていませんか?
「自分ってどこかおかしいの」と自己嫌悪におそわれてしまう人、
実はとても多いのです。

初めて出産を経験したのなら、なおさらです。
周りに助けてくれる人や、相談できる人がいるかどうかでだいぶ違いますが、
育児うつは誰がなっても不思議ではない、身近な症状なのです。

育児うつは、なぜ起こるのでしょう。
一番の原因は、産後で乱れているホルモンバランスだといわれています。

産後でホルモンバランスが乱れているところに、
十分な睡眠がとれなかったり、急な環境の変化があったりと
抱える悩みが増えれば増えるほど、育児うつにかかりやすいのです。
決して自分ばかりが悪いわけではありません。

今、このような気持ちでいませんか?

・疲れやすい、食欲がない
・人に会いたくない
・自分はダメだと批判的になる

そのような気持ちをもっていたら要注意です。
その症状が数日だけでなく、2週間以上続くようなら、すぐに医師やカウンセラーに相談しましょう。
「私がしっかりすれば大丈夫」と、自分で何とかしようとするのは大間違いです。
心身の不調を長引かせることにつながってしまいます。

母親だからといって、甘えてはいけないわけではありません。
初めて母親になった方なら、悩んで当たり前です。
どうか自分ばかりを責めないでほしいのです。
一人で悩まず、周りの人に相談してみましょう。

ただ、気を付けてほしいことがあります。
それは、相談したからといって、すべてが受け入れられるわけではないということです。
悲しいことですが、一番近くの旦那さんがわかってくれるとは限りませんし、
子育て経験のある親でさえ、全てわかってくれるわけではないのです。

逆に、子育て経験があるからこそ、心無い言葉を投げつけることもあるらしく、
親に相談したことで、より自分を責める結果になることも少なくはないようです。

相談の結果、「何も変わらなかった」「よりつらい気持ちになってきた」というのであれば、
そこであきらめてしまわずに、自分自身で行えるストレスケアを見つけていきましょう。

人に話すだけでスッキリする人もいれば、自然のなかを歩くだけで気持ちがスッとする人もいるはずです。
周りに協力的な方がいるのなら、数分でも数時間でも一人の時間を作るのも、ストレスケアにつながります。

そして何より、頑張りすぎずに手抜きをしましょう。
「完璧主義」な方ほど、頑張らなきゃ、もっとやらなきゃと思いがちです。
初めて経験する、不慣れなことをおこなっているのですから、家事は手抜きをしましょう。
もちろん育児も、頑張りすぎなくていいのです。

お総菜ものを増やしたっていいではないですか。
部屋が散らかっていたっていいではないですか。
それで心の余裕ができるのなら、その方がいいに決まっています。
心に余裕が生まれれば、
現状でベストな家事の方法も、少しずつ工夫できるようになってくるはずですよ。

「ここは頑張る・ここは頑張らない」という区分を思い切って決めることが、心のケアにつながっていきます。

育児うつは、誰でもなりうる身近なものです。
今まで予定通りだったものが一気に予定通りにいかなくなる、
子育てとは、そういうものだからです。
ストレスに感じることが増えるのも、仕方のないことなのです。

それでも、目の前の我が子はすくすくと成長しています。
今の悩みはきっと、数年後には笑い話になるはずです。
「あの時は本当につらかったわ」と思える時がきっときます。
焦らず、それ以上に頑張りすぎず、今頑張っていることにきちんと目を向けてみましょう。

睡眠時間を削って赤ちゃんを寝かしつけた自分、子どもの面倒を見ながら家事をする自分。
そのような自分を、もっと褒めてあげてください。
あなたは頑張っています。大丈夫。そのままで素敵なお母さんですよ。
悩みも、幸せも、ありのまま受け止めて
今しかないこの時間を大切にしていきましょう。