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川上義之さんは、これまで福祉施設やスクールカウンセラー、病院などで心理職としてのキャリアを積んできました。精神分析に代表される力動心理学に精通されています。

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「自分に合わないと思ったら別にやめちゃってもいいと思います」というご本人の言葉からもわかるように、「続けなければいけない」というプレッシャーを感じている方には非常に相性のよいカウンセラーさんです。

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今回は川上義之さんのカウンセリングや人柄を、実際に聞いたお話をもとにしてご紹介します。

心理学に最初に興味を持ったのは「プロファイリング」

川上さんが、中学生の時に流行っていたのは「プロファイリング」でした。プロファイリングとは、犯罪をした人の痕跡からその人がどのような人物なのかを分析していく手法です。当時、海外などでは犯罪捜査で積極的に活用されていました。日本でも刑事ドラマなどでプロファイリングを題材にしたものが流行りました。

そのような事情もあり、川上さんもプロファイリングに興味を持ちました。大学受験では犯罪心理学を学べる大学に入学しましたが、入学したその年にカリキュラムが変更になってしまいました。そのような流れの中で自然と障害者心理学などを学び臨床心理学へと進んでいきました。

その後、大学院を卒業し資格を取得します。福祉施設やスクールカウンセラー、病院などで経験を積んだ後に、自らの心理相談室を開業しました。

「自分が困っているということを発信して受け止めてもらう経験ができるというを大切にしています」という言葉からもわかるように、暖かい雰囲気を持たれたカウンセラーさんです。

福祉施設での経験からカウンセリングの大切さを知った

キャリアのスタートは福祉施設でした。そこでは、主に電話相談や心理検査、直接支援を中心に業務を行っていました。環境調整や周りとどう協力しながら仕事や学校に適応していくのかを考えることが支援の中心でした。そのような仕事をしていた川上さんは次第に「個人の心」というものに興味を持ち始めます。個人の心や感情を掘り下げるのに最も適切なものは何かと考え、行きついたのがカウンセリングだと言います。

「カウンセリングの仕事をしよう」と思った川上さんは、その後病院で働いたり、学校でスクールカウンセラーとして働きます。そして十分にキャリアを積んだ後に念願であった自らのカウンセリングルームを持つこととなりました。

「良くわからない」が魅力

「こう言ってはなんですが、よくわからないところが面白いですね」と川上さんは言います。ある人の心や行動がどのように変化していくのかというのは、多種多様で人によって大きく異なります。この「多種多様」な所にその人らしさが詰め込まれていて、簡単にグループ分けできないからこそ面白いと言います。簡単にはわからないからこそ、相手と十分に向き合う必要があり、それこそが臨床心理の魅力だと川上さんは語ります。

例えば、不登校の事例一つとっても画一的に「登校できるようになる」ということだけが解決方法ではなく、時には学校に通っていなくても、進学や学ぶこと自体が目標になることもあります。この「目標」となることが人によって違っていて、そこにその人らしさが現れる。それこそが魅力なのかもしれません。

力動心理学的な手法をメインに

川上さんは力動心理学的な方法論を自らの手法にしています。

「力動心理学というと、難しそうな印象もあるかもしれません。簡単に言うと力動とは「元々わからなかったものが見えるようになるイメージ」だと言います。例えば、ある人の中に会社に行かないといけないという気持ちと、会社に行きたくないという気持ちの二つがあったとします。この二つがせめぎあって結果として会社に行ったり、行かなかったりします。そしてその気持ちには、人それぞれ理由があってこの理由を掘り下げていくことで自分自身にある固有の「テーマ」みたいな物が見えてくる。このテーマを知ることで人はより自由になれるのです」

以上のように、川上さんは力動心理学を説明しています。

最近日本では認知行動療法が流行ですが、力動心理学も昔からあるカウンセリング手法の一つです。フロイトに始まる歴史を持つ心理療法ですので、歴史に裏打ちされた厚みをもつ手法でもあります。

今悩んでいる方へのメッセージ

「行動してもいいかなというモチベーションが少しでもあるなら、その後カウンセリングを受けるかどうかは別としても自分の困っていることを誰かに知ってもらうことは大切です。窓口はどこでも良いと思いますが、最初に厳しいこと言われたらどうしようみたいな不安はあって当然だと思います。色々な考えを持った人がいるので、合わなかったら別にやめちゃっても良いと思います。自分が困っているということを発信してそれを受け止めてもらえる経験ができということは大切だと思いますので、迷っているならば一度相談していただければと思います」

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