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スタッフ

村田えりなさんは、医療機関で何らかの疾病に診断された人を中心としたカウンセリングを行ってきました。医療機関で経験を積まれたのちに、現在勤務しているカウンセリングルームに所属しています。

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認知行動療法からセルフコンパッションの概念を用いたカウンセリング、感情に焦点をあてるカウンセリング等幅広い手法を修めているカウンセラーです。

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「カウンセリングを受けようと思ったときが最も効果的にカウンセリングが働くとき」と村田さんは語ります。今、カウンセリングを受けようかと悩んでいる方に村田さんの人柄や技法がわかるように聴いた話をもとにご紹介いたします。

学生時代から相談を受けることが多かった

「学生の頃から人に相談されることが多かった」と村田さんは自身の学生時代を振り返ります。悩みを相談された時に、その時の自分なりに一生懸命話を聴いていると、相手が笑顔になったり「ありがとう」と感謝されることがあったそうです。そんな経験から自然と「カウンセラー」という職業に惹かれるようになっていきます。

当時は本当に話を聴くだけで、その人の辛いことや苦しいことを一緒に味わい、自分も苦しくなってただそれだけだと感じていました。しかし、相談をしてきた当時の友人たちは「それだけでもとても気持ちが明るくなった」と言ってくれて、その時のことを今でもよく覚えていると村田さんは言います。友人たちの話を聴いて感謝されるという経験が村田さんのカウンセラーとしての原点です。

医療機関で経験を積んだあと、カウンセリングオフィスへ

村田さんは資格取得後、医療機関で心理職として働くことになります。医療機関ではすでに診断がついている方の心理療法を行うことが圧倒的に多いです。そのような事情もあり、主に診断がついていて投薬治療の始まっている患者さんを中心にカウンセリングを行ってきました。その後、私設のカウンセリングオフィスに所属してカウンセリングを行っていくことになります。

カウンセリングオフィスでは、来談される方の幅は広くなります。「医療機関に行くほどではないけれども悩みを聴いてほしい」、「もっと自分のことを知りたい」というような理由で来談される方も多くいます。日本ではまだまだ「病気の人が受けるもの」というイメージが強いです。しかし、村田さんは「(カウンセリングは)どのような人も対象である」と語ります。

人は考え方に癖のようなものがあり、どうしても一つの視点から物事を考えがちです。「専門家に話すことによって別の視点から物事を考えるきっかけにしてほしい」と村田さんは言います。

自分では気づかなかった自分に出会える時がやりがい

「自分では気づかなかった自分がいる」と村田さんは言います。「自分」とはある意味概念的な存在でもあります。自分で意識できる自分だけが「自分」であるとは限りません。カウンセリングを重ねていくと、クライエントさんが「自分では気づかなかった自分」に出会う瞬間があると言います。

カウンセリングに来る人は、カウンセリングに来る「理由」が存在します。カウンセリングが始まると最初は主にその「理由」について話されます。しかし、だんだんその話を進めていくうちに「私の本当の想いってこうだったんだ」とか「これまで自分は我慢していた」という今まで気づかなかった自分に出会うことがあると言います。「このような瞬間に立ち会えることがカウンセラーとしてのやりがいを感じるとき」だと村田さんは語ります。

カウンセリング手法

医療機関で働いている時は主に認知行動療法を主軸にカウンセリングを行ってきました。認知行動療法とは簡単にいうならば事実と気持ちを分けて考えていく手法です。うつ病に関しては認知行動療法の効果が科学的に検証されているということもあり医療機関では多く用いられる手法です。

カウンセリングオフィスに移ってからは、感情に焦点をあてたカウンセリングも積極的に行っています。特に愛着に注目し、カウンセリングを受けに来た人の愛着に着目してカウンセリングを進めていきます。愛着とは、特定の人と感情的につながっていく力と考えてもらえると良いかもしれません。

大切な人を扱うように自分自身を扱う力である「セルフコンパッション」についても大切に扱っていると村田さんは語ります。カウンセリングを通じてセルフコンパッションが育まれて楽に生きられるようになるといいなといつも考えているようです。

今悩んでいる方へのメッセージ

「カウンセリングってどんなものなのかなって興味を抱かれたら、それがもう効果的な時だと私は思います。カウンセラーによって色々な手法はありますが、どの手法でも共通していることは共同作業でともにカウンセリングを進めていくということだと思います。カウンセリングを受けたことがない方にとってはわからないことだらけで怖いことも多いかと思います。それでも、『カウンセリングをしてみたい』と思ったときはそれがスタートだと思います」

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