強い眠気、ストレスが理由かも…?

しっかり寝たはずなのに眠い。昼間、すぐ眠くなる
その眠気、ストレスが原因かもしれません。
なぜ眠くなるのか、そしてどう対処すればよいのか、お伝えします。

ストレスで眠くなる理由とは?
ストレスが蓄積されると、脳から睡眠を抑制するホルモン(コルチコトロピン)が分泌されます。
その結果、寝つきに時間がかかったり、眠りが浅くなったり、夜中に何度も目が覚めたりしてしまいます。
眠りが浅くなると、嫌な夢を見たりもします。つまり、これが不眠です。

睡眠の質そのものが悪いわけですから、たとえ7~8時間以上眠っていたとしても、その実きちんと眠れていないことになります。
そうなると、睡眠によって解消されなくてはならない疲労物質が残り、脳にどんどん溜まっていきます。
そこで脳が「まだ疲れてるよ!寝て!」と指令を出すと、どうなるでしょう。

きちんと寝ているはずなのにいつも昼間に眠くなる、という現象が起きるのです。

眠気を誘発するストレスってどんなもの?
「ストレス」の単語から多くの人が連想しがちなのは、分かりやすい「悩み」です。
確かに、人間関係の悩みや仕事の悩みなど、気になることがあると寝つきが悪くなるものです。

しかしストレスにはさまざまな種類があります。
パソコンやスマートフォンのブルーライト、冷暖房による寒暖差などもそのひとつです。
「寝る直前にスマホを触ると寝つきが悪くなる」という話を聞いたことはありませんか。
あれは、ブルーライトがストレスになるからなのです。

ストレス以外が原因の場合もある
病気などが原因となって、昼間の眠気を引き起こしていることもあります。
たとえば「ナルコレプシー」は、重要な場面でも急に眠ってしまう病気です。
おそい来る眠気は気合いで耐えられるレベルではなく、運転中等にも眠くなることがあるため、非常に危険です。

また「睡眠時無呼吸症候群」は、文字通り眠っている最中に呼吸が止まるもので、
脳が酸欠状態になり、睡眠の質を著しく低下させます。
さらに、無呼吸が原因で、高血圧や心疾患などが発生することもある、重篤な病気です。

病気が疑われる場合は、早めに病院を受診しましょう。

なお女性は特に、ホルモンバランスによって眠気が引き起こされることもよくあります。
代表的なものが、生理前や更年期の強い眠気です。自律神経の働きが乱れることにより起きるもので、時期も限定的ではありますが、
もし日常生活に支障をきたすほどなら、病院の受診を検討してみてください。

ストレスによる昼間の眠気、どう対処する?
急に眠気におそわれたとき、オススメなのは仮眠です。
とはいえ、あまり長い時間眠ると、夜の睡眠の質を下げてしまうおそれがあります。510分程度がベストです。

眠るのが難しければ、12分目を閉じるのも効果的です。
人間は、視覚による情報が80%ともいわれるほど、目から大量の情報を得ています。
一時的にでも目を閉じることにより、入ってくる情報の多くをカットでき、脳が休まるのです。

明るい光を浴びるのもよいでしょう。
強い光は、「メラトニン」という睡眠ホルモンを減らし、眠気を和らげてくれます。

コーヒーや紅茶に入っているカフェインも、眠気を払う作用があります。
カフェインは摂取後30分前後で効き始め、4時間程度持続します。
ただし、ストレスホルモンの分泌量が多い時間帯は、効果があまり実感できないという難点もあります。
午前10時頃と午後4時頃はストレスホルモンの分泌量が少ない時間帯ですから、飲むならその辺りがベストでしょう。
反対に、午後12時頃は分泌量が多いので、オススメできません。

睡眠の質を改善するには?
眠気への対処は一時的なものであり、根本的な改善がかなわなければ、毎日眠気に悩まされてしまいます。
睡眠の質の改善にも努めましょう。
いくつかの方法があります。

まず、食事は就寝の3時間前までに済ませます。
これは、眠るときに胃腸が活発に働いていると、眠りが浅くなってしまうからです。

加えて、ストレスを抑制するホルモン「セロトニン」の分泌量を増やします。
セロトニンは、乳製品や大豆製品、魚料理を食べると生成できます。

太陽の光を浴びるのも、セロトニンの分泌には効果的です。
朝起きたら必ずカーテンを開けて、太陽光を浴びてみましょう。これだけで、セロトニンの分泌を促すことができます。
朝にセロトニンが分泌されると、夜には睡眠ホルモンのメラトニンがきちんと生成されて、寝つきを良くしてくれます。

ストレスを減らして良質な睡眠を!
昼間の強い眠気がストレスによるものかもしれないこと、およびその対処法をお伝えしました。

現代人は、多種多様なストレスにさらされて生きています。しかし、それによって健康を害してしまうのは大変もったいないことです。
ストレスに負けず、毎日しっかり眠り、元気に過ごしましょう!