従業員が生き生きと仕事に取り組むための唯一の条件

企業の評価は、今や対外的な部分だけではありません。
人口減少社会で、優秀な人材を確保しようとする動きが高まるなか、賃金や福利厚生など、会社組織自体の魅力づくりも大切になっています。
そうは言っても、職場はパラダイスではないので、

辛いことも、ストレスを感じることも当然あるでしょう。
では、そんな中、どうしたら従業員は生き生きと

職務に当たることができるのか。

 

法人経営者でもあり、公認心理師、臨床心理士、キャリアコンサルタントでもある筆者が
『従業員が生き生きと仕事に取り組むための唯一の条件』
についてお話します。

 

◆こちらの記事はこんな方にお勧めです

〇賃金競争ではとても太刀打ちできない
〇従業員の「やる気スイッチ」はどこにあるのかわからない
〇従業員は仕事はしてくれるが、みんなイライラしている

 

このあたりのお話は、研修会等でするのですが
再び、感染症予防が求められそうな現在の様子を考えますと
社会全体、会社組織も含めて、殺伐とした雰囲気になる前に確認したいと思います。

 

私たちの「好奇心」とか「意欲」とか「熱意」
と言うようなものは、
プラスのエネルギーです。

 

感情でいえば、「楽しい」、「うれしい」というようなことも
人生の時間を楽しくしてくれますし、そうした感情を抱くことは
「またやりたいなあ」
と思うものです。

 

他方、
憎しみとか悲しみ、怒り、恨み、と言ったものは
化けて出るまではしないまでも、
人間の強力なパワーとして存在しますし
「怒りで我を忘れる」とか
「かねてからの恨みを晴らした」とか
「嫉妬を克服するために努力した」
というようなことも、世の中にはたくさんあります。

 

これらは、いずれも精神的エネルギーですから
「力」
である事には変わりありません。

 

でも、おそらく、この資料をダウンロードされた会社さんは
『社員は、それぞれ仕事はしてくれるけれど、イライラしている』とか
『仕事はできる人なんだが、どうも人を見下した雰囲気がある』とか
『やるにはやるけど、イヤイヤ仕事をしている感じが強い』とか

「どうせ仕事をするなら、もう少し生き生きと仕事ができないのだろうか」
「仕事に対して、全然意欲ややりがいを感じていないのではないか」

という思いがあるのではないでしょうか。

これは、管理職をしている方であれば、
必ず一度は感じることがある状態だと思います。

 

私もその一人です。

当初は、私と職員の意思疎通が重要だと考えて
コミュニケーションの方法を検討したり、気をつかったようなことをしたりもしましたが
むしろ、現状では、
自分自身も楽しいかとか
いかに平常の自分でいるか
と言うことの方に留意しています。

 

『仕事をしないわけではないけれども、職場の雰囲気が悪い』

この状態の原因は

『ストンと落ちていない事』

 

これに尽きます。

 

「なんでこんなことをしないといけないのか」と腑に落ちない
「なんでこんな給与でここまでしないといけないのか」と腑に落ちない
「自分にはもっと違う生き方があるのではないか」と腑に落ちない
「上司はどうしてこんなに理解してくれないのか」と腑に落ちない

 

こうした『腑に落ちない』という心理状態は、
マイナスの精神的エネルギーを生みます。

 

先ほど、お話ししたように
エネルギーではあるのですが、非常にネガティブですから
仕事はしているのですが、楽しくない
いやいやながら終わらせてせいせいする
という雰囲気になります。

 

では、どうするか考えてみましょう。
賃金を上げたとしても
休暇が少しくらい増えたとしても
実際には、そんなに人の心情は変わりません。

 

そうした客観的な境遇の変化で、意識が変わるには、
よほど大きな変化が必要になるのと
そうした大きな変化でさえ
時間がたってくると不満に変わっていくのが
残念ながら人間の心理と言うものです。

 

では、何をしたらいいのか。

 

パラリンピックの選手などで
かつては健康であったのに、
事故で障害をおって、不自由になってしまった
というお話は聞くことがあると思います。

 

これだけを聴くと、
大変
悲しい
辛い
などのマイナスの感情しか出てきません。

 

でも
ふと、スポーツと出会いをきっかけとして

「自分はこれがやれる」

「楽しい」

「これをやるためにいるんだ」

と「わかった」時に

「事故で障害を負った」
というストーリーは、ただの悲劇のストーリーではなくなります。

自分自身で、努力をはじめ
他者の協力を得て、感謝することも出てきます。

 

つまり、
客観的な状況は、何も変わっていないのに
「意欲」や「やる気」が出てくるわけです。

この感情、意欲の『分岐点』は、どこだったか。

 

それが
「腑に落ちる」
「ストンと理解する」
というところです。

心理学でいうところの「認知の変容」という部分でしょう。

 

私たちは、従業員の本来仕事の持っている魅力や、やりがい、その従業員が行っている業務の意味、価値を「腑に落ちる」形で伝えているでしょうか。

もしかしたら、
下手に伝えるのは逆効果で
別の方法で感じ取れるように仕掛けることが良いかもしれません。

 

さて
そうした根本的に従業員の心情を変容させるような工夫をしているでしょうか。

もしかしたら
いろいろ考えたり、経験した結果、今の仕事と違うことを成すことが
自分の人生の在り方だと気づく方もいるかもしれませんが
それは、各人の在り方です。

 

もし、そうした気づきを得られた会社なのであれば、
その組織から離れたとしても、決してその場所を悪く言うことはないでしょう。

 

KIRIHARE所属 臨床心理士

 

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