複雑な症状、日常生活に支障が出ることも!? 「ノイローゼ」本来の意味と、その症状

「育児で一時期ノイローゼになった」
「受験ノイローゼで寝込んでしまった」

など、「ノイローゼ」という言葉は、ごく一般的に広く使われるようになりました。

多くの人がその言葉を、躁鬱病や分裂病なども含めた、精神障害全般を指すものとして使っています。しかし、「ノイローゼ」という言葉本来の意味は、意外によく知られてはいません。

本来この言葉は、どのような意味なのでしょうか。

 

「ノイローゼ」は、日本語でいうと「神経症」に当たります。
入院を必要としない程度の、不適応障害を指して使われます。

この概念は専門家によって、また時代ごと国ごとにも異なるため、
一概に定義することは難しいものとなっています。

 

ノイローゼとされる疾患の症状について、少しだけ触れておきましょう。

パニック障害であれば、頻脈や動悸、めまい感、しびれ感、発汗、死にそうなほどの恐怖感などに襲われます。
しかし検査をしても、身体的な問題は全くみられないのです。

体の不調に敏感になりいくつも病院を回ってしまったり、主治医に対して大きく依存したり、
周囲の言動に影響されやすくなったり、自分の症状の変化に過敏になったりします。

 

次に、強迫神経症です。不必要、不合理と理解していても、特定の衝動や行動をやりつづけてしまい、自分では止めることができなくなってしまうノイローゼです。

「不潔恐怖/汚染恐怖」が脅迫観念となっている人は
「自分が汚れている」「何かに汚染されてしまった」などの恐怖により、
過度に手を洗ったり、周囲のものを除菌したり、汚れる場所に行くのを極度に避けようとしたりします。

ほかにも、自分が加害者になるのではないかという恐怖感による「加害恐怖」や、
整理整頓など同じ作業を繰り返してしまう「不完全恐怖」をもつ人もいます。

 

解離性障害や転換性障害は、通称「ヒステリー」とも呼ばれています。
解離性障害の場合、時折感情のコントロールができなくなり、激しい興奮状態に陥ります。
興奮時のことは、「健忘」状態により、本人が覚えていないこともあります。

転換性障害の場合は、ストレスや葛藤、怒り、こだわりなどの感情が、体の症状に転換されます。
めまいや頭痛、のどの痛みなどの症状として現れます。

 

もし、自分あるいは周囲の人がノイローゼにかかっているとわかったとき、
どのように治療すればよいのでしょうか。

推奨されるのは、精神科・心療内科での治療です。
薬物療法によって、医師から処方された抗うつ薬・抗不安薬を使う治療法や、
認知行動療法により、精神療法を行う方法もあります。

 

ノイローゼの意味について、おわかりいただけたでしょうか。
ノイローゼとは神経症のことで、様々な症状を引き起こし、日常生活を壊してしまうおそれもあります。
また、場合によってはうつ病やよくうつ病に移行するケースもあるので、注意しましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。